クルマのメカニズム

レーシングエンジンの徹底研究

著 者:林 義正

本体2,800円+税

A5判/272頁/978-4-87687-383-8/2021年4月発売

究極のエンジンとは“神様”がつくったエンジン。“神様”がつくったエンジンは自然の摂理にかなったエンジンである-という設計哲学を持ち、数々の名エンジンを設計した著者が、レーシングエンジンを素材として設計やチューニングの王道を伝授する。電動化が叫ばれ、内燃機関の環境負荷が取りざたされる昨今の風潮の中、エンジンの可能性を指し示す。次世代エンジンの開発にも通じる不朽の名著。
※本書は2002年刊行の『新版 レーシングエンジンの徹底研究』の内容の再確認を実施し、カバー装丁を一新して刊行する、新装版です。

走りの追求 R32スカイラインGT-Rの開発

著 者:伊藤修令

本体2,000円+税

A5判/200頁/978-4-87687-382-1/2021年3月発売

1989年に登場したR32スカイラインは、本来のあるべき姿を取り戻すべく、「走りの復活」を目指し、様々な新技術を導入して開発された。さらに16年ぶりに登場したGT-Rは注目を集め、レース活動でも活躍を遂げた。本書は、開発主管自身が、スカイラインを生み出したプリンス自動車の頃から、R32開発に至る経緯、実際の開発過程を詳細に解説する。
※本書は2016年刊行の同書の巻頭に、著者・伊藤修令による「スカイラインにかける想い」を、さらに巻末には、2020年に著者が「日本自動車殿堂入り」をした際の資料を追加収録した、増補二訂版です。

自動車の走行性能と構造
開発者が語るチューニングの基礎

著 者:堀 重之

本体2,000円+税

A5判/192頁/978-4-87687-380-7/2021年1月発売

走行性の高いクルマの構造や特徴について、図版と共にわかりやすく解説!

数々の車種を開発してきた著者は、サスペンションの構造の違いよりもボディのどの部分を強化すれば、どのように走りが変化するかを解明。その全貌を明快に語る。さらには、走行性能が高いと評価される欧州車16車を具体例として、豊富な図版と共にわかりやすく解説する。走行性の高いクルマの構造や特徴を知ることで、運転しやすく乗り心地の良い一台を選ぶことができ、一般のユーザーにも参考になる一冊。本書は『走行性能の高いシャシーの開発』(2016年発行)の内容の見直しと増補をし、改題して刊行する増補二訂版。

ハイブリッド車の技術とその仕組み
多様化する新時代のシステム

著 者:飯塚昭三

本体2,000円+税

A5判/208頁/978-4-87687-379-1/2020年11月発売

最新動向と技術の全貌を多くの図版を用いて詳述する、他に類書のないハイブリッド解説書の決定版!

ハイブリッドと一口に言っても、その方式は各メーカーの持つ技術や用途に応じて、多岐に及ぶようになってきた。本書では日本メーカーはもちろん、海外のメーカーも含めたハイブリッドシステムの最新動向に目を配るとともに、モーター、インバーター、バッテリーなど主要構成部品と基本的原理についても分かりやすく解説する。最終章ではモータースポーツにおけるハイブリッドの動向も詳述。2014年刊行の同書を大幅に加筆した増補二訂版。

NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求

著 者:つじ・つかさ

本体3,000円+税

A5判/316(カラー8)頁/978-4-87687-378-4/2020年10月発売

2ストローク・エンジンの構造や作動原理を丁寧に解説した名著が新装版で復刊!

1980年~90年代に活躍した栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材にしつつ、その開発諸氏へ徹底取材を敢行。2ストローク・エンジンの基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、豊富な図版とともにわかりやすく解説。現在では貴重なエンジン部分の詳細写真も収録。品切れていた同書への再刊のご要望にお応えし、新装版として刊行。

エンジンチューニングを科学する

著 者:林 義正

本体2,000円+税

A5判/217頁/978-4-87687-377-7/2020年9月発売

エンジンチューニングの例題103問に回答する形式でさまざまの構成部品の役割、特性、扱い方などについて詳細に解説!

エンジンは膨大な精密部品で構成されている。その1点、1点を正しく知るのは簡単ではない。本書は、数々の傑作エンジンの設計に携わった著者が、長年の経験にもとづき、イラストを多用して明快に解説。初心者からより深く知りたい人までに適した格好の書。新装版。

増補二訂版 ディーゼルエンジンの徹底研究

編 者:鈴木孝幸

本体2,800円+税

A5判/309頁/978-4-87687-376-0/2020年8月発売

ディーゼルエンジン入門・解説書の決定版。基本構造の解説からハイブリッド化などの最新動向を詳細に盛り込み、8年ぶりに増補改訂。ディーゼルエンジンで世界をリードする日野自動車の第一線エンジニアが分担執筆!

トラック・バスなど大型車両の動力源として極めて重要なディーゼルエンジンについて、近年主流になっているターボインタークーラー付きエンジンを中心に、構造と機能・性能や燃料、潤滑、冷却といった基本から燃焼改善、排ガス低減の動向をビジュアルな図版をふんだんに使って分かりやすく解説。さらに商用ハイブリッドシステムなどの電動化、代替燃料エンジンなど最新の技術動向を盛り込んだ。2012年の刊行以来、多くの読者に読み継がれてきたロングセラーを細部にわたり情報を更新した増補二訂版。

無段変速機CVT入門

著 者:守本佳郎

本体2,000円+税

A5判/205頁/978-4-87687-374-6/2020年5月発売

自動車の発明以来、変速機開発者にとって夢の変速機と呼ばれたCVT。近年では普及も進み、自動車部品の重要な地位を占めるにいたっている。本書は主にベルト式CVTについて、そのユニットや中に潜む高度な技術、複雑な構成、機能、性能等について、これから開発に携わる方や従事している方をはじめ、広く興味のある方へわかりやすくまとめた入門書。2004年発行の同書の内容に、適切な加筆・修正を実施した新訂版。

復刻版 タイヤ工学
入門から応用まで

著 者:酒井秀男

本体6,000円+税

A5判/460(カラー4)頁/978-4-87687-373-9/2020年4月発売

再刊のご要望を数多くいただいていた本書が、「復刻版」としてついに刊行決定!
タイヤに関する基本から、技術開発に必要な知識まで網羅された、決定版です!

タイヤに関する技術は、設計製作技術や力学的特性の解明による諸性能の改善に大きな進歩がみられるが、いずれも複雑で難解なものが多い。本書では、元エンジニアで大学教授もつとめた著者が、学生や技術者を中心に、広く一般に興味のある方々を対象にタイヤの基本を説明してから、その諸特性や発生している物理的現象をできるだけ簡単な模型と理論を用いて解説する。

※本書は2001年刊行の『タイヤ工学 改訂版』の内容はそのままに、装丁を一新し、ページの開きの良い製本方法に改めたものです。

増補二訂版 車両運動性能とシャシーメカニズム

著 者:宇野高明

本体3000円+税

A5判/376頁/978-4-87687-371-5/2020年2月発売

大手自動車メーカーで、一貫して「走る」「曲がる」「止まる」走行性能の向上に貢献してきた著者が綴る、シャシーメカニズムの解説書。平易な文章と多数の図版で、人間が“意のままに操れる”高性能で安全な車を実現させるためのサスペンションやステアリング、ブレーキなどのシステムの基本、目指すべき方向性などが理解できる。
技術者のみならず広く読みつがれる入門書として、14刷を重ねてきたロングセラーの本書に、近年飛躍的に進歩した電子制御技術など最新の技術・機構を加筆し、25年ぶりに全面大改訂した決定版。