クルマのメカニズム

自動車の走行原理
運動力学に基づく安全技術の歴史と進化

著 者:佐野 彰一

本体2,600円+税

A5判/247頁/978-4-87687-405-7/2023年5月発売

世界初の四輪操舵の実用化や先進安全自動車の開発に従事した著者が、自動車の「走る」「曲がる」「止まる」の基本の仕組みをわかりやすく解説!

自動車をより気軽に操作できるようになったのは、先人たちによる改良と進化の歴史があったからである。本書では、自動車の挙動を理解して安全に操作するために、その基本的な動きの仕組みと、さらには安全技術の歴史を、豊富な図版とともに詳しく説明する。従事者のみならず、免許取得を目指す人や広く興味がある一般の読者にも役立つ書。

進化するエンジン技術
課題克服のための発想と展開

著 者:井坂 義治

本体2,400円+税

A5判/217頁/978-4-87687-404-0/2023年4月発売

ヤマハによる世界初の7バルブエンジン開発に従事した著者が、エンジンの進化と今後の可能性をわかりやすく解説。

現在にいたるエンジン技術の進化は、先人のたゆみない努力によって蓄積され実現してきた。本書は、エンジン開発に長く携わってきた著者が、そこにどのような課題や技術的な意味があったのかを探りながら、新たな見方や知見を提供しつつ、これからのエンジンの可能性を多数の図版を収録して展望する、価値ある書。

エンジン開発への情熱
ユニークなエンジンの系譜

著 者:桂木 洋二

本体2,000円+税

A5判/201頁/978-4-87687-403-3/2023年3月発売

技術が成熟へと向かうなかで姿を消したエンジンや技術を紹介することで、その進化の過程をたどる。

技術が成熟へと向かう過程において、姿を消したエンジンや技術は、決して劣っていたわけではなく、メーカーが優位性を示そうと、生き残りをかけて取り組んだ、飽くなき挑戦の記録である。本書では、技術者が試行錯誤を繰り返しながら、歴史に名を刻んだエンジンを紹介することでその変遷を知る、温故知新となる書。

※本書は、本書は、『ユニークなエンジンの系譜』(2007年3 月12日刊行)の内容の再確認を実施し、改題のうえカバーデザインを一新して刊行する新装版です。

改訂新版 ターボチャージャーの性能と設計

著 者:浅妻金平

本体6,000円+税

A5判/480頁/978-4-87687-400-2/2022年12月発売

さらに重要になるターボチャージャー技術!
刊行以来ロングセラーの本書の内容を大幅に刷新した「改訂新版」として刊行!

温室効果ガス排出量を実質ゼロとする、カーボンニュートラルの実現を目指す中でも、ターボチャージャー技術の活用は、陸上輸送用原動機はもちろんのこと、燃料電池など数多くの分野に裾野を広げている。本書は、内燃機関やターボチャージャーの研究・開発に長年従事してきた著者が、その原理から設計、組立、品質に至るまでを詳細に解説する。

※本書は、『ターボチャージャーの性能と設計』(2014年2月28日刊行)の全面的な内容の
再検討と、新たな項目の大幅な追加を実施した改訂新版です。

低燃費のための タイヤの基礎知識

著 者:馬庭孝司

本体2,800円+税

A5判/248頁/978-4-87687-395-1/2022年5月発売

話題の「低燃費タイヤ」はどのような仕組みでできているのか? タイヤの専門家が
その基本から技術変遷も踏まえて丁寧に解説! タイヤ選びの参考にもなる書!

唯一、路面と接する自動車部品として重要な役割をもつタイヤは走行性能のみならず、近年、進化が著しい「低燃費タイヤ」の普及によって環境にも大きく寄与している。本書では、低燃費化の肝としてよく耳にする「転がり抵抗」の説明をはじめ、タイヤの進化の過程も含めて詳細に解説。

自動車の企画と開発
構想から完成までのプロセス

著 者:堀 重之

本体2,000円+税

A5判/184頁/978-4-87687-393-7/2022年3月発売

商品は突然出現するものではなく、つくり出そうとする動機や発想がある。それを具体化する計画を「企画」と呼び、これに基づいて開発が行なわれる。本書は、自動車会社のチーフエンジニアとして、数多くの自動車の企画と開発の業務に携わった著者が、その経験を基に、どのように自動車が企画、開発され世の中に現れるのかを、具体的な事例を交えながら紹介する。

自動車用エンジン半世紀の記録
国産乗用車用ガソリンエンジンの系譜 1946‒2000

編 者:GP企画センター

本体2,600円+税

A5判/293頁/978-4-87687-392-0/2022年2月発売

戦前の技術の流用から始まった戦後の乗用車用ガソリンエンジンは、弁形式の進化を始めとした高性能化が進み、排出ガス規制なども乗り越え、さらなる高効率を求めて発展を続けてきた。本書はその変遷を、時代やクラス別に詳細に紹介する。
※本書は『自動車用エンジン半世紀の記録』(2000年刊行)から、20世紀後半に登場した、ハイブリッド用を除いた主要な国産乗用車用ガソリンエンジンの変遷に的を絞った、第1章から15章を抜粋し、内容の再確認や図版の変更などを実施して刊行する改訂版です。

自動運転の技術開発
その歴史と実用化への方向性

著 者:古川 修

本体2,000円+税

A5判/160頁/978-4-87687-391-3/2021年12月発売

世界が自動運転の開発を競う中、日本でも遂に自動運転(レベル3)の実用化で話題に!
自動車会社で自動運転の研究開発責任者だった著者が、その発展の足跡を詳細に解説!

自動運転の概念の起源から発展の歴史をたどり、高齢者運転などでも注目される、運転支援システムにつながる基礎研究や開発過程を、豊富図版とともに分かりやすく紹介。開発技術者はもちろん、自動運転に興味のある一般の方にもおすすめ。
※本書は2019年に初版を刊行した同書のカバー装丁を、自動運転のイメージをより具体的に伝えるデザインに一新した、新装版です。

HKS流エンジンチューニング法

著 者:長谷川浩之

本体2,400円+税

A5判/248頁/978-4-87687-390-6/2021年11月発売

チューニング部品の開発やモータースポーツ活動などを展開するHKS(エッチ・ケー・エス)。本書では、様々なエンジン部品が、最適にその役割を果たすようにして、性能向上を目指すチューニング法を、HKSの創業者である著者が紹介する。市販車のエンジンポテンシャルを引き上げ、さらに磨き上げるための技術と経験を惜しみなく披露した、不朽の書。

※本書は1995年12月18日に初版を刊行した同書の内容の再確認を実施するとともに、著者の長谷川浩之氏とともにチューニング部品の開発やモータースポーツ活動を展開し、2016年に2代目社長に就任した水口大輔氏の巻頭言を新たに加え、カバーデザインを一新した増補二訂版です。

自動車用エンジンの冷却技術

著 者:橋本 武夫

本体2,200円+税

A5判/173頁/978-4-87687-384-5/2021年6月発売

どんなにエンジンの改善が進み、新システムが採用されても、使用される地域や、高速走行、渋滞走行等のさまざまな走行条件において、それらを適温に保ち、支障が出ない冷却システムが必要不可欠である。本書では、自動車メーカーで一貫して車両冷却・熱害実験に従事してきた著者が、自動車用エンジンの冷却性能に絞って、実例を示しながらわかりやすく説明する。