クルマの歴史

日本のオート三輪車史

編 者:GP企画センター

本体2,000円+税

A5判/197頁/978-4-87687-408-8/2023年8月発売

日本の高度成長期に、懸命に働く人々のエネルギーを象徴する輸送機関であったオート三輪車は、廉価で積載量を多くするという要望に応えるべく参入メーカーそれぞれの個性に応じて、進化を重ねていった。本書では、ダイハツ、マツダ、くろがね、ヂャイアント、オリエント、サンカー、アキツを中心として、戦前の動向を踏まえて詳細に紹介する。巻末には三輪自動車に関する生産・届出台数、登場する車種の主要索引などを収録。

※本書は2021年刊行の『日本のオート三輪車史』のカバーデザインを、関連書である2023年7月刊行の『小型・軽トラック年代記』と統一することで、愛蔵する楽しみにも適した、新装版です。

ポルシェの生涯
その時代とクルマ

著 者:三石善吉

本体2,800円+税

A5判/192頁/978-4-87687-407-1/2023年7月発売

自動車の発展期に生きた偉大な自動車設計者フェルディナント・ポルシェ。絶対的なスピードへの挑戦と安価で高性能な大衆車の実現という「夢」を持ち、ローナー・ポルシェからVWまで多くの車を生み出し、ポルシェ356誕生へと導いた。本書では国内外の学術論文や文献をベースとして、ナチス政権に翻弄されながらも一人の自動車工学者としてフェルディナント・ポルシェの辿った生涯を紹介する。

※本書は2008年10月刊行の同書の、記載内容の再確認を実施して、写真資料を追加するとともに、カバーデザインを一新して刊行する新訂版です。

コロナとブルーバードの時代
RT40型と510型の隆盛までを中心として

著 者:桂木洋二

本体2,000円+税

A5判/193頁/978-4-87687-399-9/2022年10月発売

戦後日本の自動車メーカーが、本格的に世界へ進出するまでに成長してゆく過程を、2台の代表車種をとおして描く、決定版!

戦後の日本の自動車メーカーのなかで、トヨタと日産は群を抜いた存在であった。その両雄が真っ向から対決したのがコロナとブルーバードの車両開発であり、販売競争は、当時「BC戦争」などと称されて、大きな話題となった。本書では、それぞれ開発プロセスを辿ることで、日本の自動車メーカーが国際的なレベルのクルマをつくるようになっていく経過を、詳細に解説する。

※本書は2007年8月13日に刊行した『コロナとブルーバードの時代』記載内容の再確認を実施して、写真資料を追加するとともに、カバーデザインを一新して刊行する新訂版です。

テールフィン時代のアメリカ車

編 者:GP企画センター

本体2,400円+税

A5判/176頁/978-4-87687-387-6/2021年9月発売

1950年代のアメリカ車は、魅力的に見せるためデザインに力が入れられ、世界の自動車メーカーに影響を与えたテールフィンの流行に至った。テールフィンの生みの親ともいえるGMのハーリー・アールをはじめ、主要メーカーのカースタイリング部門についても触れながら、この時代のアメリカ車の変遷を詳しく紹介する。巻頭には1948年から1962年までのテールフィン付きモデルを中心に構成したカラー口絵も収録。
※本書は、『テールフィン時代のアメリカ車』(2001年7月25日初版発行)の内容を再検討して大きく修正を加え、さらに1948年から1962年までのテールフィン付きのモデルを中心に構成した、32ページにわたるカラー口絵を追加収録して、大幅に改訂を加えた増補二訂版です。

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プリンス自動車の光芒
1945-1969

著 者:桂木 洋二

本体2,400円+税

A5判/233頁/978-4-87687-386-9/2021年8月発売

立川飛行機と中島飛行機の航空技術者が中心となって設立されたプリンス自動車は、独自の技術力を生かして数々の先駆的な自動車を開発し、レースの舞台でも大活躍した。
本書は、著者の長年の取材をふまえ、プリンス自動車の誕生から終焉まで、その栄光と苦難に満ちた足跡を、多数の図版とともに解説する。
※本書は2003年刊行の『プリンス自動車の光芒』の内容を見直し、その後に発見された写真や資料などの追加、プリンス自動車の跡地の様子を取材・収録した、増補二訂版です。

伝記 ポール・フレール
偉大なるレーシングドライバー&ジャーナリストの生涯

著 者:セルジュ・デュボワ
翻 訳:宮野 滋

本体9,000円+税

A4横綴(オールカラー)判/240頁/978-4-87687-365-4/2019年6月発売

ポール・フレール氏は、レーサーとして活躍した後、自動車ジャーナリストに転身、世界の自動車業界に様々な影響を与えた。特に日本では自動車専門誌「カーグラフィック」を中心に活躍し、ベストセラー『ハイスピードドライビング』の執筆の他、マツダやホンダの新車開発に大きく関与するなど、伝説的な人物として高い人気を誇る。本書では、多数の図版や関係者の証言も含め、その生涯に迫る特別愛蔵版として刊行。

ダットサン車の開発史
日産自動車のエンジニアが語る 1939-1969

原 禎一著

本体1,800円+税

A5判/153頁/978-4-87687-359-3/2018年9月発売

ダットサン・ブルーバード、フェアレディZ。日産を「技術の日産」と称される世界的ブランドに押し上げた名車たちは、どのようにして誕生したのか。大戦直前に日産に入社し、戦後ダットサン車の開発に邁進した著者が、その経緯をつぶさに綴る。担当エンジニアでなくては決して描くことのできない、真実の開発史。ダットサン関連年表、車種型式別製造期間一覧などの巻末資料も充実。

国産ジープタイプの誕生
三菱・トヨタ・日産の四輪駆動車を中心として

GP企画センター編

本体1,800円+税

A5判/145頁/978-4-87687-358-6/2018年8月発売

戦後、国の要請に応じて登場し、日本の復興期を支えるなど大活躍を遂げた三菱ジープは、どのようにして誕生したのか。本書では、三菱ジープと同時期に他メーカーであるトヨタや日産、いすゞでつくられた同ジャンルのモデルにも焦点をあて、その足跡をたどる。実力派の四輪駆動車たちの元祖ともいえる、ジープタイプ車の誕生と活躍、進化を記した他に類のない書。

ダットサン510と240Z
ブルーバードとフェアレディZの開発と海外ラリー挑戦の軌跡

桂木洋二著

本体2,000円+税

A5判判/249頁/978-4-87687-355-5/2018年4月発売

日産の知名度を世界で向上させ数々の成果を挙げた、海外でのラリー活動。世界有数の海外ラリーであるサファリラリーでは、2度の優勝を獲得し、世界に「ニッサン」と「ダットサン」の名を轟かせ、日本国内をはじめ世界に多くのファンを生んだ。本書は、当時から綿密な取材を続けた著者ならではの分析で、その活躍の様子を詳細に解説した決定版。1994年刊行の同書の新装版。

マツダ・ロータリーエンジンの歴史

GP企画センター編

本体2,000円+税

A5判/237頁/978-4-87687-353-1/2017年11月発売

1967年、マツダがコスモスポーツに搭載し、世界で唯一乗用車での実用化と量産に成功したロータリーエンジン。本書では、1960年代から2003年のRENESISに至るまで、マツダの技術陣によるロータリーエンジン開発への挑戦の歴史とロータリーエンジンのメカニズムを、多数の写真・図版とともに紹介する。歴代ロータリーエンジン搭載車やレース活動もあわせて掲載。