クルマのメカニズム

無段変速機CVT入門

著 者:守本佳郎

本体2,000円+税

A5判/205頁/978-4-87687-374-6/2020年5月発売

自動車の発明以来、変速機開発者にとって夢の変速機と呼ばれたCVT。近年では普及も進み、自動車部品の重要な地位を占めるにいたっている。本書は主にベルト式CVTについて、そのユニットや中に潜む高度な技術、複雑な構成、機能、性能等について、これから開発に携わる方や従事している方をはじめ、広く興味のある方へわかりやすくまとめた入門書。2004年発行の同書の内容に、適切な加筆・修正を実施した新訂版。

復刻版 タイヤ工学
入門から応用まで

著 者:酒井秀男

本体6,000円+税

A5判/460(カラー4)頁/978-4-87687-373-9/2020年4月発売

再刊のご要望を数多くいただいていた本書が、「復刻版」としてついに刊行決定!
タイヤに関する基本から、技術開発に必要な知識まで網羅された、決定版です!

タイヤに関する技術は、設計製作技術や力学的特性の解明による諸性能の改善に大きな進歩がみられるが、いずれも複雑で難解なものが多い。本書では、元エンジニアで大学教授もつとめた著者が、学生や技術者を中心に、広く一般に興味のある方々を対象にタイヤの基本を説明してから、その諸特性や発生している物理的現象をできるだけ簡単な模型と理論を用いて解説する。

※本書は2001年刊行の『タイヤ工学 改訂版』の内容はそのままに、装丁を一新し、ページの開きの良い製本方法に改めたものです。

増補二訂版 車両運動性能とシャシーメカニズム

著 者:宇野高明

本体3000円+税

A5判/376頁/978-4-87687-371-5/2020年2月発売

大手自動車メーカーで、一貫して「走る」「曲がる」「止まる」走行性能の向上に貢献してきた著者が綴る、シャシーメカニズムの解説書。平易な文章と多数の図版で、人間が“意のままに操れる”高性能で安全な車を実現させるためのサスペンションやステアリング、ブレーキなどのシステムの基本、目指すべき方向性などが理解できる。
技術者のみならず広く読みつがれる入門書として、14刷を重ねてきたロングセラーの本書に、近年飛躍的に進歩した電子制御技術など最新の技術・機構を加筆し、25年ぶりに全面大改訂した決定版。

ロードスター メンテナンスブック 二訂版
1989~1997

編 者:リブビット・クリエイティブ

本体2,000円+税

A5判判/160頁/978-4-87687-370-8/2019年12月発売

「足回り」「エンジン関係」など、項目別に多くの写真で、手入れの手順を紹介する。本書では、プラグコードやバッテリーなど、経年劣化が分かりやすい「消耗品」は対象外として、こまめなメンテナンスによって、トラブルの発生頻度を抑える方法を詳しく解説する。初心者から上級者まで、自分でできるメンテナンス入門書。
※本書は、2011年8月10日に初版が刊行された『ロードスター メンテナンスBOOK』(三樹書房刊行)をもとに、各メンテナンス項目で紹介される交換パーツ代金を更新、さらに内容全体の再確認を実施して、二訂版として刊行したものです。

自動車工学の基礎理論
エンジン・シャシー・走行性能

著 者:林 義正

本体2,400円+税

A5判判/240頁/978-4-87687-369-2/2019年10月発売

日産で、日本車初のデイトナ優勝マシンのエンジンなど数々のエンジン設計を手掛け、その後大学教授として学生とともにル・マンに挑んだ著者による、自動車工学の入門書。「なぜ?」「どうして?」事象をめぐる様々な質問に、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学の4力学を駆使して、明快に回答していく。全体で400点にも及ぶ著者手描きの図版で、難解な力学理論が視覚的に理解できる。若手エンジニアや学生に最適の書。

R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発

著 者:石田宜之 山洞博司

本体2,000円+税

A5判/212頁/978-4-87687-366-1/2019年7月発売

「走りの復活」を目指して日産技術陣が開発した、スカイラインGT-Rは1989年に発売され、現在でも高い人気を誇る。これをベースに開発されたレース仕様車は、レース活動で大活躍し、その偉業は今でも多くのファンを中心に語り継がれている。本書ではレース仕様車の開発に携わった当事者が、エンジンや車体、シャシー関係などについて、多くの図版とともに解説する。

入門講座 4WD車の研究

著 者:庄野欣司

本体1,800円+税

A5判/221頁/978-4-87687-364-7/2019年5月発売

4WD車は、エンジンの動力を4つの車輪に伝えるメカニズムをもち、その車輪を駆動して、様々な状態の道路で走行を可能とするシステムで、ジープに代表されるように古くからの歴史をもつ技術である。本書では、基本的なメカニズムから走行特性などについて、システムの種類別に、多くの図版を駆使して、実務経験者がわかりやすく詳細に解説する。

基礎から学ぶ 高効率エンジンの理論と実際

飯島晃良著

本体2,000円+税

A5判/161頁/978-4-87687-361-6/2018年12月発売

「どのようにすれば燃費が良くなるのか?」「異常燃焼はなぜ起こるのか?」
著者は大学で熱力学、内燃機関などの講義を担当し、高効率エンジンのための燃焼研究に従事する現役の教員。だからこそわかる、エンジン開発に必要な技術を得るために、身につけなければならない基本的な原理を詳しく伝授。この分野に興味のある方にも概要が理解できるように、巻末には本書内容の理解に役立つ重要用語解説を収録。

乗用車用ガソリンエンジン入門

林 義正著

本体2,800円+税

A5判/232頁/978-4-87687-360-9/2018年10月発売

日産自動車で、排出ガス規制クリアの新技術を満載したZ型エンジンの開発をはじめ、「ルマン24時間レース」への挑戦など、様々な分野で活躍する著者が、その知識と経験をもとに語る入門書。ガソリンエンジンの歴史や概要、構造、性能、排出ガスなどについて、クルマとその技術に興味のある方々や、将来に技術者を目指したい方々に向けて、図版を多用した類書の少ないわかりやすい技術解説書。
1995年刊行後に品切れていた同書を、復刊のご要望にお応えして刊行する新装版。

ロータリーエンジンの20年
開発初期の経緯とその技術的成果

監修:大関 博
著者:大関 博 柴中 顕 磯村定夫 田窪博一 本田泰夫 船本準一 山本修弘

本体2,400円+税

A5判判/232頁/978-4-87687-357-9/2018年6月発売

1982年刊行の同書の新装版。マツダの現役技術者たちが、当時最新であった6PIまでのロータリーエンジンの機構と進化、そして開発の経緯を自ら綴った貴重な一冊。世界で唯一、マツダが量産に成功し、半世紀以上が経過した今も国内外で高く評価されている自動車用ロータリーエンジンの開発史を、後世にも語り継ぎたいとの思いで復刻したのが本書である。開発初期メンバー「四十七士」の一人、達富康夫氏による巻頭言も新たに収録。「飽くなき挑戦」を旨に、様々な壁を乗り越えていった開発初期の技術者たちの真実の姿が、時を超えて今、ふたたび蘇る。