クルマの歴史

ポルシェの生涯
その時代とクルマ

著 者:三石善吉

本体2,800円+税

A5判/192頁/978-4-87687-407-1/2023年7月発売

自動車の発展期に生きた偉大な自動車設計者フェルディナント・ポルシェ。絶対的なスピードへの挑戦と安価で高性能な大衆車の実現という「夢」を持ち、ローナー・ポルシェからVWまで多くの車を生み出し、ポルシェ356誕生へと導いた。本書では国内外の学術論文や文献をベースとして、ナチス政権に翻弄されながらも一人の自動車工学者としてフェルディナント・ポルシェの辿った生涯を紹介する。

※本書は2008年10月刊行の同書の、記載内容の再確認を実施して、写真資料を追加するとともに、カバーデザインを一新して刊行する新訂版です。

目次
序 工学者ポルシェの特徴と三つの夢
第1章 ポルシェ、青年期の活動〈オーストリア・ハンガリー帝国期〉
第2章 ザッシャからメルセデスSまでの時代〈ワイマール期(1)〉
第3章 ポルシェ設計事務所での活動〈ワイマール期(2)〉
第4章 VW計画の始まり〈ナチス期(1)〉
第5章 VW試作車のテストと量産工場の建設〈ナチス期(2)〉
第6章 アウトバーンの建設〈ナチス期(3)〉
第7章 KdFワーゲンと第二次世界大戦〈ナチス期(4)〉
第8章 ポルシェの晩年とその死〈ドイツ連邦共和国期〉