クルマのメカニズム

自動車用エンジン半世紀の記録
国産乗用車用ガソリンエンジンの系譜 1946‒2000

編 者:GP企画センター

本体2,600円+税

A5判/293頁/978-4-87687-392-0/2022年2月発売

戦前の技術の流用から始まった戦後の乗用車用ガソリンエンジンは、弁形式の進化を始めとした高性能化が進み、排出ガス規制なども乗り越え、さらなる高効率を求めて発展を続けてきた。本書はその変遷を、時代やクラス別に詳細に紹介する。
※本書は『自動車用エンジン半世紀の記録』(2000年刊行)から、20世紀後半に登場した、ハイブリッド用を除いた主要な国産乗用車用ガソリンエンジンの変遷に的を絞った、第1章から15章を抜粋し、内容の再確認や図版の変更などを実施して刊行する改訂版です。

自動運転の技術開発
その歴史と実用化への方向性

著 者:古川 修

本体2,000円+税

A5判/160頁/978-4-87687-391-3/2021年12月発売

世界が自動運転の開発を競う中、日本でも遂に自動運転(レベル3)の実用化で話題に!
自動車会社で自動運転の研究開発責任者だった著者が、その発展の足跡を詳細に解説!

自動運転の概念の起源から発展の歴史をたどり、高齢者運転などでも注目される、運転支援システムにつながる基礎研究や開発過程を、豊富図版とともに分かりやすく紹介。開発技術者はもちろん、自動運転に興味のある一般の方にもおすすめ。
※本書は2019年に初版を刊行した同書のカバー装丁を、自動運転のイメージをより具体的に伝えるデザインに一新した、新装版です。

HKS流エンジンチューニング法

著 者:長谷川浩之

本体2,400円+税

A5判/248頁/978-4-87687-390-6/2021年11月発売

チューニング部品の開発やモータースポーツ活動などを展開するHKS(エッチ・ケー・エス)。本書では、様々なエンジン部品が、最適にその役割を果たすようにして、性能向上を目指すチューニング法を、HKSの創業者である著者が紹介する。市販車のエンジンポテンシャルを引き上げ、さらに磨き上げるための技術と経験を惜しみなく披露した、不朽の書。

※本書は1995年12月18日に初版を刊行した同書の内容の再確認を実施するとともに、著者の長谷川浩之氏とともにチューニング部品の開発やモータースポーツ活動を展開し、2016年に2代目社長に就任した水口大輔氏の巻頭言を新たに加え、カバーデザインを一新した増補二訂版です。

自動車用エンジンの冷却技術

著 者:橋本 武夫

本体2,200円+税

A5判/173頁/978-4-87687-384-5/2021年6月発売

どんなにエンジンの改善が進み、新システムが採用されても、使用される地域や、高速走行、渋滞走行等のさまざまな走行条件において、それらを適温に保ち、支障が出ない冷却システムが必要不可欠である。本書では、自動車メーカーで一貫して車両冷却・熱害実験に従事してきた著者が、自動車用エンジンの冷却性能に絞って、実例を示しながらわかりやすく説明する。

レーシングエンジンの徹底研究

著 者:林 義正

本体2,800円+税

A5判/272頁/978-4-87687-383-8/2021年4月発売

究極のエンジンとは“神様”がつくったエンジン。“神様”がつくったエンジンは自然の摂理にかなったエンジンである-という設計哲学を持ち、数々の名エンジンを設計した著者が、レーシングエンジンを素材として設計やチューニングの王道を伝授する。電動化が叫ばれ、内燃機関の環境負荷が取りざたされる昨今の風潮の中、エンジンの可能性を指し示す。次世代エンジンの開発にも通じる不朽の名著。
※本書は2002年刊行の『新版 レーシングエンジンの徹底研究』の内容の再確認を実施し、カバー装丁を一新して刊行する、新装版です。

走りの追求 R32スカイラインGT-Rの開発

著 者:伊藤修令

本体2,000円+税

A5判/200頁/978-4-87687-382-1/2021年3月発売

1989年に登場したR32スカイラインは、本来のあるべき姿を取り戻すべく、「走りの復活」を目指し、様々な新技術を導入して開発された。さらに16年ぶりに登場したGT-Rは注目を集め、レース活動でも活躍を遂げた。本書は、開発主管自身が、スカイラインを生み出したプリンス自動車の頃から、R32開発に至る経緯、実際の開発過程を詳細に解説する。
※本書は2016年刊行の同書の巻頭に、著者・伊藤修令による「スカイラインにかける想い」を、さらに巻末には、2020年に著者が「日本自動車殿堂入り」をした際の資料を追加収録した、増補二訂版です。

自動車の走行性能と構造
開発者が語るチューニングの基礎

著 者:堀 重之

本体2,000円+税

A5判/192頁/978-4-87687-380-7/2021年1月発売

走行性の高いクルマの構造や特徴について、図版と共にわかりやすく解説!

数々の車種を開発してきた著者は、サスペンションの構造の違いよりもボディのどの部分を強化すれば、どのように走りが変化するかを解明。その全貌を明快に語る。さらには、走行性能が高いと評価される欧州車16車を具体例として、豊富な図版と共にわかりやすく解説する。走行性の高いクルマの構造や特徴を知ることで、運転しやすく乗り心地の良い一台を選ぶことができ、一般のユーザーにも参考になる一冊。本書は『走行性能の高いシャシーの開発』(2016年発行)の内容の見直しと増補をし、改題して刊行する増補二訂版。

ハイブリッド車の技術とその仕組み
多様化する新時代のシステム

著 者:飯塚昭三

本体2,000円+税

A5判/208頁/978-4-87687-379-1/2020年11月発売

最新動向と技術の全貌を多くの図版を用いて詳述する、他に類書のないハイブリッド解説書の決定版!

ハイブリッドと一口に言っても、その方式は各メーカーの持つ技術や用途に応じて、多岐に及ぶようになってきた。本書では日本メーカーはもちろん、海外のメーカーも含めたハイブリッドシステムの最新動向に目を配るとともに、モーター、インバーター、バッテリーなど主要構成部品と基本的原理についても分かりやすく解説する。最終章ではモータースポーツにおけるハイブリッドの動向も詳述。2014年刊行の同書を大幅に加筆した増補二訂版。

エンジンチューニングを科学する

著 者:林 義正

本体2,000円+税

A5判/217頁/978-4-87687-377-7/2020年9月発売

エンジンチューニングの例題103問に回答する形式でさまざまの構成部品の役割、特性、扱い方などについて詳細に解説!

エンジンは膨大な精密部品で構成されている。その1点、1点を正しく知るのは簡単ではない。本書は、数々の傑作エンジンの設計に携わった著者が、長年の経験にもとづき、イラストを多用して明快に解説。初心者からより深く知りたい人までに適した格好の書。新装版。

増補二訂版 ディーゼルエンジンの徹底研究

編 者:鈴木孝幸

本体2,800円+税

A5判/309頁/978-4-87687-376-0/2020年8月発売

ディーゼルエンジン入門・解説書の決定版。基本構造の解説からハイブリッド化などの最新動向を詳細に盛り込み、8年ぶりに増補改訂。ディーゼルエンジンで世界をリードする日野自動車の第一線エンジニアが分担執筆!

トラック・バスなど大型車両の動力源として極めて重要なディーゼルエンジンについて、近年主流になっているターボインタークーラー付きエンジンを中心に、構造と機能・性能や燃料、潤滑、冷却といった基本から燃焼改善、排ガス低減の動向をビジュアルな図版をふんだんに使って分かりやすく解説。さらに商用ハイブリッドシステムなどの電動化、代替燃料エンジンなど最新の技術動向を盛り込んだ。2012年の刊行以来、多くの読者に読み継がれてきたロングセラーを細部にわたり情報を更新した増補二訂版。