クルマのメカニズム

NGKスパークプラグの挑戦
世界の頂点に立つ

著 者:西尾兼光

本体2,400円+税

A5判/212頁/978-4-87687-435-4/2025年11月発売

世界一を成し遂げたNGKスパークプラグの技術開発の足跡を、適宜図版も収録して紹介
スパークプラグは、エンジンの燃焼室に装着され、ガソリン混合気を点火する、マッチの機能を有するエンジン部品である。スパークプラグを専門とする日本特殊陶業は、排出ガス規制をはじめ、メーカーの様々な要求に適応する製品をいち早く開発し、1995年には世界一の生産量を誇るまでに成長を遂げた。本書は、当事者自らがその様子を克明に記した開発ドキュメント。

増補二訂版 ディーゼルエンジンの徹底研究

編 者:鈴木孝幸

本体3,000円+税

A5判/309頁/978-4-87687-434-7/2025年10月発売

第一線の技術者として実務を担った著者陣が解説!
近年主流となっているターボインタークーラ付エンジンを中心に、その構造と機能・性能や燃料、潤滑、冷却といった基本から、燃焼改善、排出ガス低減の技術動向、さらには商用ハイブリッドシステムに代表される電動化やクリーン化、石油代替燃料エンジン技術の動向までを、従事者をはじめ広く興味のある方々に向けて設計担当者が解説する決定版。
※本書は、『増補二訂版 ディーゼルエンジンの徹底研究』(2020年9月10日刊行)の内容はそのままに、カバーデザインを一新した新装版です。

増補改訂 名作・迷作エンジン図鑑
その誕生と発展をたどる

著 者:鈴木 孝

本体3,800円+税

A5判/464頁/978-4-87687-431-6/2025年7月発売

自動車メーカーで数々のエンジン開発に携わり国内外の博物館に出向いて調査、著者自らが描いたイラストとともにわかりやすく解説する決定版!
工学博士でエンジンの権威である著者が、ヨーロッパ、アメリカ、日本で開発された新旧の自動車用、飛行機用、舶用、戦車用、機関車用、産業用、汎用まで、広く59点のエンジンを選び、博物館や所蔵先に足を運んで徹底調査。そのエンジンの誕生と技術的背景を、著者自らが描いたイラストを用いて詳しく平易に解説する。ページが180度近く開く「PUR製本」を採用して、読みやすさにも配慮。さまざまなエンジンの誕生の経緯をこの一冊で知ることができるので、開発者をめざす方はもちろん、エンジンに興味のある方には最適の書。
※本書は品切れていたロングセラーの『名作・迷作エンジン図鑑』(2013年8月31日発行)をベースに、2017年1月25日刊行の『古今東西エンジン図鑑』の内容を盛り込み、大幅に増補してカバーデザインを一新した増補改訂版です。

バルブタイミング
エンジン性能の決め手

著 者:藤沢公男

本体2,400円+税

A5判/216頁/978-4-87687-430-9/2025年6月発売

自動車メーカーでレース活動に携わりチューニングのプロとして活躍する著者が基本から応用までを、具体的かつ実践的にわかりやすく解説!
吸排気関係をつかさどる構成部品はカムシャフト、ロッカーアーム、バルブ、バルブスプリング、バルブシート、タペット隙間など数多くあり、互いに関連しあって作用している。本書では、エンジンのチューニングに関して重要となるカムシャフトやバルブタイミングの基本から応用までを、日産自動車のレース活動を支えた“日産大森ワークス”に在籍し、その後チューニングのプロとして活躍する著者が、その経験を踏まえて詳細に解説する。
※本書は品切れていた2011年の最終版をベースに、カバーデザインを一新して刊行する、ファンのご要望に応えた「品切れ再版」です。

エンジンの振動・騒音低減技術
二輪・四輪・汎用

著 者:井坂義治

本体3,800円+税

A5判/304頁/978-4-87687-428-6/2025年4月発売

快適性や信頼性に大きな影響を及ぼす振動・騒音への対策技術を、ヤマハでエンジン開発に長く従事してきた著者が、多数の図版とともにわかりやすく語る
エンジンは、その効率性と社会的要求を両立させながら進化を遂げている。なかでもその振動・騒音への対策は、二輪や四輪のみならず、汎用の分野においても、ますます重要となる技術課題である。本書は、エンジン開発や振動・騒音対策に長く従事してきた著者が、課題克服のために積み上げられてきた技術について、従事者をはじめ、広く興味のある方にも、多数のイラストで幅広い視点からわかりやすく解説する。

エンジンチューニングを科学する

著 者:林 義正

本体2,400円+税

A5判/217頁/978-4-87687-426-2/2025年2月発売

数々の傑作エンジンを設計・開発し、大学で数多くの後進を育成した著者がその基本的性質を科学的かつ明快に伝授!
カムシャフト、シリンダー、オイルポンプ、バルブなど、エンジンが持つ基本的性質を知るために、そのチューニングの例題103問を通して、さまざまな構成部品の役割、特性、扱い方などについて、イラストを多用して解説。初心者からより深く知りたい人までに適した格好の書。
※本書は2020年10月14日に刊行した『エンジンチューニングを科学する』の品切れにともない、カバーデザインを一新して刊行する新装版です。

自動車用動力源の現状と未来
カーボンニュートラル時代に向けて

著 者:飯塚昭三

本体2,000円+税

A5判/160頁/978-4-87687-425-5/2025年1月発売

長年にわたり自動車技術を取材してきた著者が、
今後の自動車動力源のあり方を分かりやすく伝え、自動車購入の参考となる書
CO2の排出削減に向けて、日本では世界に先駆け、ハイブリッド技術の普及等で対応してきた。走行中にCO2を排出しない電気自動車なども注目されるが、技術的課題もあり、当面は内燃エンジンのさらなる熟成や燃料の改良も重要である。本書では、それらの発達を振り返りながら、動力源のカーボンニュートラル化、高効率化への取り組みを紹介する。

R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発

著 者:石田宜之 山洞博司

本体2,400円+税

A5判/248頁/978-4-87687-423-1/2024年11月発売

【日産自動車創立90周年記念刊行】「走りの復活」を目標に開発され、16年ぶりに登場したR32スカイラインGT-R。そのニスモ仕様をベースに開発されたレース仕様車はグループAレースなどで好成績を残し、その偉業は今も語り継がれている。本書では、レース仕様車の開発に関わった当事者が、その経緯を詳細に語る。今回の増補二訂版では、巻頭にRB26DETTエンジン開発に関する、28ページにわたる回想記を追加収録している。

増補二訂版 車両運動性能とシャシーメカニズム

著 者:宇野高明

本体3800円+税

A5判/376頁/978-4-87687-418-7/2024年7月発売

大手自動車メーカーで、一貫して「走る」「曲がる」「止まる」走行性能の向上に貢献してきた著者が綴る、シャシーメカニズムの解説書。平易な文章と多数の図版で、人間が“意のままに操れる”高性能で安全な車を実現させるためのサスペンションやステアリング、ブレーキなどのシステムの基本、目指すべき方向性などが理解できる。1994年の初版刊行以来、この分野の入門書として技術者のみならず広く読みつがれ、その後、近年飛躍的に進歩した電子制御技術など最新の技術・機構を加筆した増補二訂版とした、ロングセラーの新装版。
※本書は『増補二訂版 車両運動性能とシャシーメカニズム』(2020年2月22日発行)の内容の再確認を実施し、カバーデザインの一部を変更して刊行する新装版です。

自動車のサスペンション
構造・理論・評価

編 者:カヤバ株式会社

本体3,000円+税

A5判/252頁/978-4-87687-413-2/2024年1月発売

シ ョックアブソーバの専門メーカーである、カヤバの開発者自らが、広範囲にわたり解説する価値ある書。

リンクやばね、スタビライザ、ショックアブソーバ、ブッシュなどにより構成され、乗心地や操縦性・安定性を高度なレベルで成立させているサスペンションは、様々な部品が互いに密接に関連し合って構成されている。開発者自らがその構造、基礎理論、要素部品から電子制御サスペンションに至るまで、その詳細を多数の図版とともにわかりやすく紹介する。

※本書は『自動車のサスペンション 構造・理論・評価』(KYB株式会社編、2013年10月25日発行)の内容はそのままに、編者の会社名表記を変更、さらに製本方法をページが180度近くまで開き、強度に優れた「PUR製本」に改め、読者の利便性を向上させた新装版です。