JAIA輸入車試乗会2026(メルセデス・ベンツC220d)

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毎年恒例のJAIA輸入車試乗会。メルセデスC220 dの報告です。

このCクラスのC220 dは、AクラスのA200 dに続けて乗りましたが、乗り味の良さは、二段階上がったような印象で、もうひとつ上のEクラスでもよさそうなくらいに思いました。車格の違いに加えて、設計年次の新しさも影響していそうに思います。

C220 dは luxuryというグレードで、試乗車は可変ダンパー装着だったので、乗り味の良さにはその効果もあるかと思います。タイヤは前225/40・後235/55の、19インチのピレリPゼロでしたが、それを考えれば非常にしなやかでした。

しなやかなのは、田舎道でも、自動車専用道でも同じで、とくにスピードがのる専用道の目地段差などは絹のようにスムーズに超えました。下道でもSクラスで感じるような、トロける、というほどではないものの、スムーズでした。また、後輪操舵付き仕様でしたが、試乗中はそれを認識していなかったのと、そもそも4WSを感知できるような走りをしなかったのもありますが、違和感を感じることはなかったです。

エンジンは縦置きで、FRです。サスペンションのタワー部分を見るとわかりますが、車体はアルミ製。ディーゼルは2リッターで、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)付きのマイルドハイブリッドで、車名としては220となります。ちなみに1.4リッターのISG付きガソリンエンジン車が200です。

2リッターディーゼルエンジンは145kW/440Nmと、十二分のトルクがありますが、さらにモーターが17kW/205Nmもあるので、とくに踏み始めの加速はかなり力強い。音に関してはA200 dと違い、サウンドを入れていないのか、音のタイプはふつうにディーゼルのものでした。とはいえレッドゾーンは5000rpm近くの設定で、スムーズによく回ります。

内装は、やはり現代メルセデスらしいセンス。造形的にはSクラスなどに近く、Aクラスよりも次世代というデザイン配置です。エアコン吹き出し口の下にセンターパネルが、斜めに配置されています。登場当初からパネル操作のダイヤルを廃止しており、パネル面がドライバーに近づいているので、画面タッチの際、手を届きやすくするねらいもあるのかもしれません。今回試しませんでしたが、そもそも手での操作を不要にする、音声操作の精度も向上しているはずです。

そしてこの車両は、ダッシュパネルがマットのダークブルーにシルバーの縦ストライプというデザインで、やはり現代ドイツ風のようなものを感じます。アウディやBMWは、伝統的な機能主義のドイツ流を感じるのですが、現代のメルセデスは独特です。

現行Cクラスは4年前にも乗っていたのを忘れていましたが、4WSを感知した以外は、印象はおおよそ今回と同じでした。

コンフォートの面でメルセデスらしさがありましたが、とくに今回機会がなかったですが、走りの面でも充実していそうです。メルセデスの良さは受け継ぎながら、スタイル重視とスポーティ重視という、現代のセダンに求められるものを、しっかり備えているようです。

(レポート・写真:武田 隆)

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