HRCのNXR開発奮戦記
本体2,400円+税
A5判/233頁/978-4-87687-389-0/2021年11月発売
ホンダワークスマシンの開発などを担当するHRC(ホンダ・レーシング)は、1986年からのパリ・ダカールラリーへの参戦に向けて、水冷V型2気筒のプロトタイプNXR750を開発。フランスホンダやイタリーホンダのライダーの奮戦により、1989年の活動終了まで4連覇という偉業を達成する。本書は、その様子をつぶさに取材した著者による、唯一無二の書である。
※本書は1989年刊行の同書の内容の再確認をして、新たに発見された当時の写真や資料、2013年から再参戦をしているダカールラリーの戦績等の追加を実施して刊行する、増補二訂版です。
目 次
第1章 1984年 秋
開発指示
HRC以前
開発プロジェクトのスタート
プロジェクトチーム
なにを見るか
構想―技術屋の〝夢″
垂直置き水平対向空冷2気筒エンジン
UFOピストン
第2章 第7回ラリー
アフリカ大陸へ
アガデス
行方不明
第3章 開発
開発指示書
45度Vツイン780ccエンジン
カチ割りコンロッド
オーバーヘッドバルブの検討
リアサスユニット
リアタンク+サブフレームのモノコック化
ケース内オイルタンク
フレーム
耐久性向上
カウリングと空力
フューエルタンク
サスペンション
ビムース
その他の装備
第4章 試作,実験,設変
スケジュール
水冷
進行
浜の真砂は尽きるとも
初走行・初転倒
第5章 現適
テレネヘ
現適,その評価
耐久テスト
戦闘力
スクープ
第6章 実戦
実戦車発送
雪
9分23秒
トラブル
ブレーキ
ジャン・ミッシェル・バロン
第7章 見直し
要望,山積み
サスペンション
ラジエター
砂
インパネ,ヘッドライト他
排気音
アライメント
スペアパーツ
BMWよりの手紙
第8章 2連覇へ向けて
次年度へ
’87年型
国内テスト
空出張
スポンサー
派遣
第9章 辛勝
’87年パリダカ
リタイア
オリオール
8分59秒
第10章 熟成
ヌブー来日とプラモデル
ナビシステム
イタリーホンダ
現適inモロッコ
イタリーホンダinチュニジア
リークーパー
第11章 イタリアとフランス
オリオリの勝利
’88年型
トラブルそしてリタイア
共同戦線
第12章 4年めの完成
走りの変革
19インチ
アトラスラリー
あぁ,オリオリ
オブジェ・ダカール
’89年型
チュニジア現適
ファラオラリー
ロスマンズ再び
第11回パリ―チュニス―ダカール
夢のような
資料