クルマの歴史

プリンス自動車の光芒
1945-1969

著 者:桂木 洋二

本体2,400円+税

A5判/233頁/978-4-87687-386-9/2021年8月発売

立川飛行機と中島飛行機の航空技術者が中心となって設立されたプリンス自動車は、独自の技術力を生かして数々の先駆的な自動車を開発し、レースの舞台でも大活躍した。
本書は、著者の長年の取材をふまえ、プリンス自動車の誕生から終焉まで、その栄光と苦難に満ちた足跡を、多数の図版とともに解説する。
※本書は2003年刊行の『プリンス自動車の光芒』の内容を見直し、その後に発見された写真や資料などの追加、プリンス自動車の跡地の様子を取材・収録した、増補二訂版です。

目 次
プロローグ・財産は「技術力」
第1章 立川飛行機からの独立・自動車に賭ける「たま」
第2章 電気自動車時代の「たま」の活動
第3章 旧中島飛行機エンジン部門・富士精密の動向
第4章 富士精密によるガソリンエンジンの開発
第5章 「 たま」による「プリンス」号の完成と発売
第6章 「たま」と富士精密の合併
第7章 プリンスセダンからスカイラインへ
第8章 エンジン出力の向上と初代グロリアの登場
第9章 5か年計画と村山工場の建設
第10章 フラットデッキスタイルの新型グロリアの誕生
第11章 新エンジンの開発とグロリアスーパー6
第12章 ファミリーカー2代目スカイラインの誕生
第13章 スカイライン2000GTとR380のレースでの活躍
第14章 突然の日産との合併
第15章 1960年代に誕生したニッサン・プリンス車