フィアット600eの印象

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フィアット600eが発表されました。500eよりもひとまわり大きいモデルです。

500eの“兄貴分”と言いたくなりますが、メーカーによると“兄”ではなく“姉”とのこと。500eともども、女性ユーザーからの関心が高いようです。

見た感じは、500eを大きくした印象です。500eも600eも、スタイリングは1950年代につくられたモデルが原型ですが、今回の600eは元の600よりは、現代の500や500eに近い印象があります。現代の500/500eが大成功して、フィアットのイメージを代表するような状況になっているともいえそうです。

リアビューも500に近いイメージです。とはいえ、あきらかに500よりは大きく、「+100」の600を名乗るのが適しているようです。1950〜60年代のフィアットは500、600の上に、850があり、さらに1100、1300、1500、、、とあったので、それにならえば、この手法でもっと大型のモデルをつくれそうです。もちろんそんなことはしないはずで、当時は単純にエンジン排気量に従ってついた車名でした。

リアの荷室は十分な大きさです。写真はありませんが、後席も十分なスペースです。そこが500eとの違いで、ファミリーカーとしても通用しそうです。

内装のほうは、500とは違っており、昔の600に近いデザインが採用されているようです。

イラストでは、600eが昔の600のデザインを継承していることが示されています。発表会にはフィアット・ブランドのチーフデザイナー、フランソワ・ルボワンヌ氏がプレゼンテーションをしました。

このイラストが、さすがイタリアでいかにも垢抜けていたので、続けて2点紹介します(ルボワンヌ氏はフランス人ですが)。

EVのモーターはフロントに搭載しています。今回発表された600eは、EVですが、今後、エンジン搭載モデルも日本に導入していく計画のようです。

会場では「ルパン三世」とコラボした特別仕様車の500も展示。「ルパン三世」には昔の500が登場しますが、今回新たにコラボレーションで、オリジナルの短編小説とイラストが、特設サイトで公開されています。

発表会のあった9月には、二子玉川ライズで600eをはじめ、フィアット車が展示されました。

(レポート・写真:武田 隆)

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