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2025年4月29日(火・祝)、モビリティリゾートもてぎで開催された「グッドオールデイズもてぎ 2025」の様子と、その一環として実施された「CB400FOUR 生誕50周年記念トークショー」についてレポートします。今回はその第1回です。(レポート・写真:入江一徳)

2025年4月29日(火・祝)、モビリティリゾートもてぎで開催された「グッドオールデイズもてぎ 2025」の様子と、その一環として実施された「CB400FOUR 生誕50周年記念トークショー」についてレポートします。今回はその第1回です。(レポート・写真:入江一徳)

■全体概要
名称:グッドオールデイズもてぎ 2025
開催日:2025年4月29日(火・祝)
場所:モビリティリゾートもてぎ パドックおよびロードコース
主催:ホンダモビリティランド株式会社 モビリティリゾートもてぎ
協賛・協力:八重洲出版、内外出版、モーターマガジン社(順不同敬称略)

前日の雨はどこへやら、当日は天候にも恵まれ多くの来場客がありました。今回このイベントで企画されたのは、まずは1960年代から1970年代のビンテージバイクがコースを走るヒストリックバイク動態確認走行会、サーキットクルーズとクラブミーティング、そして特別企画としてCB400FOURトークショーとパレード走行と盛沢山のメニューでした。
天候も良く走行会は午前8時過ぎにはブリーフィング開始、8時40分には予定通りコース走行が順次開始され、もてぎの青空に甲高いエキゾーストノートが響き渡り、午後5時近くまでコースを走る愛好家の雄姿を観ることが出来ました。スタート前の風景は、時代を超越して現代に蘇ったバイク達が、どこか誇らしげでした。

一方、パドック前には、多くのテントが張られ当時のバイク部品の数々や工具類にポスター、エンブレム、タグといった品々が展示即売されていました。中でも今回の特別企画CB400FOURにちなんで三恵技研工業の出店もあり、なんといっても復刻になったホンダ純正「4into1」のエキゾーストシステムの販売がなされ、ブースの前は多くの人でにぎわっておりました。今となっては幻の純正排気システムが新品で買えるとあって、かなりの台数が売れていたようです。

またパドックではクラブミーティングの展示として思い思いの車両が並ぶ中、やはり目を引いたのがCB400FOURの展示で、50年前のバイクとは思えない車両や、思い思いにカスタマイズされた車両が整然と並ぶ姿は圧巻でした。このバイクのファンが如何に熱心に情熱を傾けて乗り継いできたかという意思が読みとれるような見事な車両ばかりでした。これだけのクオリティーを維持するというだけでも大変なことだと感じました。

今やCB400FOURはヴィンテージと言うに相応しい香りを醸しつつあります。それだけ愛好家の心を掴み、虜にしてきたという何よりの証拠となる現車が数多展示してありました。50年の年月を経ても変わらぬ造形美が、オーナー達によって保持されている姿からひしひしと伝わってきます。CB400FOUR生誕50年という節目は、その車両を生み出した開発者への謝恩と、それを愛し続けてくれたオーナーたちへの賛歌として深く心に刻まれるイベントと言えそうです。(レポート2につづく)

レポート・写真:入江一徳