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【新刊情報】『国産トラックの20世紀』を2025年3月下旬に刊行します。

【新刊情報】『国産トラックの20世紀』を2025年3月下旬に刊行します。

このたび弊社では、2025年3月下旬に『国産トラックの20世紀』を刊行します。

本書は、まず国産トラック誕生の背景から始まります。20世紀初頭に自動車製造に乗り出そうとするメーカーの一部は、軍の希望に添ったトラックをつくります。それらが「軍用保護自動車」として認定され、優遇措置を受けることで自動車メーカーとしての地歩を固めてきました。第二次世界大戦後に民需転換を果たし、やがて4つの大型車製造メーカーに絞り込まれ、今日に至ります。
20世紀の後半に日本は高度成長期をむかえ、国産トラックは輸送力増強という時代の要請に応え進化を遂げるとともに、多種少量生産の体制を整えていくことになります。その後、高度成長期を脱すると、社会問題として顕在化する公害への対応、安全技術、キャビンの快適化による運転環境の改善など、乗用車とは違った進化の道を歩みます。本書ではこの過程について、多数の写真や図版を用いながら説いています。

弊社ではこれまで『小型・軽トラック年代記』『日本のオート三輪車史』を刊行しています。これらと本書を合わせてお読みいただけば、大小の日本の物流を支えた自動車の足跡を、網羅的に知ることができると考え、品切れていた『国産トラックの歴史』の改訂版の刊行を決定いたしました。刊行にあたっては、内容の再確認を実施するとともに、2000年代初頭までの内容を抜粋、改題しています。
大量生産を前提として成長を遂げた乗用車と対をなす、もうひとつの日本の自動車史といえる大型トラックの歴史への理解を、より深めていただければ幸いです。

グランプリ出版編集部

『国産トラックの20世紀』(改訂版)
著者:中沖 満+GP企画センター
仕様:A5判並製/232ページ
定価:2640円(本体価格2400円+税)
ISBN:978-4-87687-427-9

目次
第1章 量産自動車メーカーの誕生と戦前のトラック
第2章 戦後の混乱からの脱出(1945~59年)
第3章 4大メーカーによる多様化の時代へ(1960年代)
第4章 排気・騒音規制のなかの高性能追求(1970年代)
第5章 空力・電子制御・経済性の追求(1980~90年代初頭)
第6章 構造不況といわれるなかでの技術革新(1990年代~2000年代初頭)

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