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【新刊情報】『トラックのすべて』(新装版)を2024年8月下旬に刊行します。

【新刊情報】『トラックのすべて』(新装版)を2024年8月下旬に刊行します。

この度弊社では、2024年8月下旬に『トラックのすべて』(新装版)を刊行します。

日本の物流の主役はトラックであり、その物流を支えるためにトラックメーカー、輸送業者、ドライバーなど関係者はたゆまぬ努力を続けています。
本書は、用途に応じた車両の開発、安全や燃費、環境への技術対応、ドライバーが快適に過ごせる空間など、トラックの構造だけでなく、実際に生産される工場の組み立てライン、さらには、物流システムの要ともいえる巨大トラックターミナルの仕組みやサービスディーラーについてなど、トラックに関するさまざまなことがらを、豊富な図版とともに解説しています。
2006年初版刊行以来、トラック全般についての知識を必要とされている方や自動車大学校のテキストとしてもご採用いただくなど、皆様のご支持を得て、版を重ねることができました。その後、しばらく品切れの状態が続いておりましたが、読者の方々からの再刊のご要望にお応えし、新装版として刊行することといたしました。
今回の刊行にあたっては、編集部で内容の再確認をするとともに、製本方法を改めました。ページが180度近く開くことができるPUR製本を採用し、読者の方が読みやすいように利便性を高めました。

今年は「物流の2024年問題」として、トラック事業に関するニュースをよく目にします。トラックに興味のある方々を始め多くの皆様にも本書をお読みいただき、“物流の基盤”であるトラック全般への理解につながる機会になればと願っています。

『トラックのすべて』(新装版)
GP企画センター 編
A5判(PUR製本) 232ページ 定価:2,640円(本体2,400+税)
ISBN978-4-87687-420-0

【目次】

1.物流の主役を占めるトラック
■トラックの車両規格による分類
■量産がむずかしい大型トラック
■普通トラックのクラス分け
■トラックの大きさの限界
■商用車という分類とトラックの種類
■ボンネット型とキャブオーバー型トラック
■車輪の数によるトラックの違い
■トラックのキャブ・荷台・シャシー・エンジンなど
■規制緩和とトラック
■トラックのモデルチェンジのサイクル
2.進化するキャブ及び運転操作機構
■多様なキャブの種類
■キャブの基本構造
■キャブのデザインと空力的な進化
■キャブなどの安全性の追求
■快適空間の追求
■操作性のしやすさの追求
■イージードライブ技術の進化
■運転操作をアシストする装置
■各種の情報システムと運行データサービス
3.トラックの荷台と特装トラック
■平ボディ
■バンボディ
■ウイングボディ
■冷凍車および冷蔵車の特徴
■テールゲートリフターなどの荷役省力化装置
■クレーン付きトラック
■特装車及びパワーテイクオフ機構
■ダンプトラック
■ミキサー車
■タンクローリー車
■粉粒体運搬車
■その他の特装車
4.トラック用ディーゼルエンジン
■ディーゼルエンジンの機構
■日本におけるディーゼルエンジンの進化
■ディーゼルエンジンのさまざまな種類
■トラック用エンジンは直列6気筒が主流
■大型トラック用は直列6気筒ターボが中心
■ディーゼルエンジンはOHV型やSOHC型が主流
■エンジンの要である燃料噴射ポンプ
■コモンレール式燃料噴射装置
■さらに進化するコモンレールシステム
■ユニットインジェクションによる高圧化
■ターボチャージャーの装着とその技術進化
■厳しくなる排気規制とその対策・その1
■厳しくなる排気規制とその対策・その2
■厳しくなる排気規制とその対策・その3
■排気対策の方向性の違い
■省燃費対策及び環境対応技術
5.トラックのシャシーなどの機構
■フレーム
■プロペラシャフトとデフ
■リア2軸駆動
■前2軸車のステアリング
■トラックのサスペンション
■リーフスプリング式のフロント懸架装置
■リアのリーフスプリング式懸架装置
■エアサスペンション機構
■トラックのブレーキ
■排気ブレーキ及び圧縮圧解放ブレーキ
■リターダーによるブレーキ
■ホイール及びタイヤ
6.大型トラックの生産ラインを見る
■大型エンジンの組み立てライン
■同じエンジンでも用途で補器類ががらりと変化する世界
■キャブの艤装ライン
■いよいよ大型トラックのラインオフまで
■キャブとのドッキング
7. 物流システムを支える巨大トラックターミナル
■1960年代の高度経済成長期に誕生
■433個のバースとは何を意味する?
■トラックターミナルは眠らない
■日本オリジナルのトラックステーション
8.ディーラーサービス工場
■大型トラックサービスマンのオールラウンド能力とは
■進化するハイテク機構の学習に岡崎まで飛ぶ
■エンジンオイルの交換にかかる費用
■ピストン1個が3万円強の世界
■乗用車の整備の現場と大きく違うところ
9.トラックのチューニング及びドレスアップ
■トラックのエアロパーツ
■人気の高い泥除け
■DIYでオイル管理してセーブマネーするドライバー
■運転時間が長いトラックのキャブ内用品の世界
■省エネ大賞の用品も登場
■人気用品のデコデコとは

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