ニュース

【編集部より】『コロナとブルーバードの時代』新訂版を10月下旬に刊行します。

【編集部より】『コロナとブルーバードの時代』新訂版を10月下旬に刊行します。

本書のテーマである、トヨタ自動車のコロナは1957年に発売され、2022年で65周年を迎えます。同じく日産のブルーバードも1959年に登場してコロナと激しい競争を展開し、その販売競争は頭文字をとって「BC戦争」などと呼ばれました。

コロナとブルーバードは、戦後のトヨタと日産における量産乗用車開発の基盤をつくったという点だけでなく、北米を中心とする海外でもRT40型や510型の登場で、ようやく乗用車を安定的に販売できるような性能をそなえたという点においても重要なモデルといえます。

両車ともに、一定の役割を果たし、すでにその名前は現在発売している新型車にはありません。自動車を取り巻く環境が大きく変わろうとしている中で、今一度日本の自動車メーカーの来し方を考えるとき、この両車を振り返ることは、戦後の日本車メーカーの歩みを俯瞰することであり、大切なことと考えています。このことは、今回の新訂版の刊行目的でもあります。

刊行にあたっては、写真資料を追加するとともに記載内容の再確認を実施しました。本文中の記載内容では440ヵ所以上の変更を加えてより正確な史料となり、さらに充実を図ることができたと考えています。

10月下旬頃から全国の大型書店に配本され、アマゾンや楽天などのネットショップでも購入できます。もちろん通販も可能です。詳細は、ウェブサイトに今後掲載される情報をご確認ください。

グランプリ出版 編集部