自動車用エンジン半世紀の記録
本体2,600円+税
A5判/293頁/978-4-87687-392-0/2022年2月発売
戦前の技術の流用から始まった戦後の乗用車用ガソリンエンジンは、弁形式の進化を始めとした高性能化が進み、排出ガス規制なども乗り越え、さらなる高効率を求めて発展を続けてきた。本書はその変遷を、時代やクラス別に詳細に紹介する。
※本書は『自動車用エンジン半世紀の記録』(2000年刊行)から、20世紀後半に登場した、ハイブリッド用を除いた主要な国産乗用車用ガソリンエンジンの変遷に的を絞った、第1章から15章を抜粋し、内容の再確認や図版の変更などを実施して刊行する改訂版です。
目 次
第1章 世界水準の日本の自動車エンジン
第2章 戦後のサイドバルブエンジンの時代
第3章 国民車構想の影響と1000cc級エンジンの開発
第4章 新1500ccエンジンの登場とその改良
第5章 エンジン排気量拡大とV8エンジンの登場
第6章 直列6気筒OHC型エンジンの登場
第7章 1960年代の1000cc級エンジンの競演
第8章 1960年代後半の個性的なエンジン
第9章 1960年代後半の1500cc級エンジンの開発
第10章 1960年代から70年代の高性能エンジン
第11章 排気規制と1970年代のエンジン
第12章 1980年代のFF車用を中心とした軽量エンジン
第13章 ターボ化とDOHC化による高性能エンジンの出現
第14章 V型エンジンの登場とその普及
第15章 1990年代の新エンジンと技術