クルマの歴史

初代クラウン開発物語 トヨタのクルマ作りの原点を探る

桂木洋二著

本体1,800円+税

A5判/187頁/978-4-87687-340-1/2015年7月発売

クラウン誕生60周年! 戦後日本の「モノ作り」の礎となり、日本車を代表する存在となったクラウンはどのようにして生み出されたのか?
競合他社が海外メーカーと技術提携で乗用車開発を進めるなか、トヨタはあえて”日本人の頭と腕” で純国産の自動車を開発するというイバラの道を選んだ――。本書は、初代クラウン開発責任者へ徹底取材をした唯一の書籍で、1991年初版刊行時には多くの反響を呼び、この開発過程は2003年にNHK「プロジェクトX」でも放映。今回、新たに発掘した貴重な資料と文献を収録し、増補改訂版として刊行。
【編集部より】今回の刊行の経緯をお伝えします!詳しくはこちら

【目次】

第1章 クラウン開発計画のスタート
第2章 どんなコンセプトのクルマにするのか?
第3章 戦後の混乱と経営危機
第4章 労働争議と朝鮮戦争特需
第5章 板金モデルによるスタイルの検討
第6章 車両開発主査第1号
第7章 国産技術か技術提携か
第8章 乗り心地とフレームの問題
第9章 意欲的な追求 サスペンション
第10章 エンジンマウントとパワートレーン
第11章 スタイリングに磨きをかける
第12章 エンジン性能及びコストとのたたかい
第13章 試作車の完成とテスト走行
第14章 マスターRR型乗用車の開発
第15章 "観音開きのクラウン"の完成
第16章 クラウンのその後と輸出
第17章 大主査、そして大参代
〈資料〉 クラウンからクラウンへ
 あとがき

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