トヨタ博物館に「クルマ文化資料室」がオープンしました。その様子をお伝えします。(レポート:編集部)
2019年4月17日(水)、愛知県長久手市のトヨタ博物館に、新たな常設展示「クルマ文化資料室」がオープンしました。これに先立ち、トヨタ博物館開館30周年記念セレモニーと内覧会が開催されました。
セレモニーでは、布垣直昭館長が挨拶に立ち、30周年を迎えるにあたり、今まで支えてくれていた関係者の方々や自動車ファンの方々などに感謝を述べるとともに「30年という区切りは、トヨタ博物館のクラシックカーパレードの出場基準でもあり、これだけの年月を継続してこられたのは、とても感慨深い。そのクラシックカーパレードも現在では2~3万人の観客動員があるまでに成長しました。また、去年26万人の来館者の方が訪れ、近年は海外からのお客様も増え、来館者の約15%を占めるまでになりました」とこれまでの様子を振り返りました。
また「100年に一度の大変革期を迎え、当館もモビリティ社会の豊かな発展を考える博物館へとスタートを切りますが、その第一弾がこのクルマ文化資料室です。これまで収集してきた数多くの貴重な資料を、どうにかして皆様にご覧いただくことができないかと考え、湿度管理を実施して実際の資料を展示できるようにしました。クルマを軸に切手や錦絵、カタログや雑誌、ミニカーなどの展示を通して、時代や文化の変遷を感じていただければ」と意気込みを語りました。
≪展示の様子≫
ミニチュアカーは、馬車の時代から現在までの流れを、日本とアメリカ、ヨーロッパを軸に展示をしています。
大正時代のすごろくなど、自動車をテーマにした作品が並べられています。
自動車に関する、世界の切手を分かりやすく紹介しています。
その他、ミニカーやプラモデル、ナンバープレート、カーバッジ、カーマスコット、自動車ポスター、カタログなどが所狭しと展示されています。
クルマファンのみならず、お子様などにも楽しめる展示であり、一般の方々にもぜひ一度ご覧になることをお勧めいたします。