【新刊情報】『三菱モータースポーツ史 ダカールラリーを中心として』を2025年8月下旬に刊行します。
このたび弊社では、2025年8月下旬に『三菱モータースポーツ史 ダカールラリーを中心として』を刊行します。
三菱自動車工業のモータースポーツ活動の歴史は長く、国際ラリーへの参戦は1967年に遡ります。1973年に世界ラリー選手権(WRC)がスタートする6年前となります。
また、1982年に発売された三菱パジェロで参戦を開始したダカールラリーでは、日本人初の総合優勝、大会7連覇、そして通算12勝という“前人未踏”の戦績を残しています。
さらに、WRC活動では、ドライバーズ部門とマニュファクチャラーズ部門それぞれでタイトルを獲得するなど、多くの輝かしい成績を残すとともに、このような活動を通して培われた経験や技術は、その他のレース競技や生産車両に受け継がれています。そして、その活躍は、三菱自動車工業のモータースポーツブランドである「ラリーアート」の名前とともに、ファンの方々の記憶に刻まれています。
本書では、当事者への取材や史料をもとに、ダカールラリーにおける足跡を中心に、WRCや近年の活動などについて、2021年のラリーアート復活宣言までの軌跡をたどります。
また、巻頭には、ダカールラリーのドライバーを務め、今日のモータースポーツ活動を推進する増岡浩氏から序文を頂戴し、掲載いたしました。
本書の著者、廣本泉氏は、モータースポーツ記者として第一線で長く取材活動をされてこられ、執筆にあたってはこれまでの取材で得られた内容と当時の資料、収録する公式写真や著者撮影の写真の分析などの作業を経てまとめられました。ちなみに、廣本氏の著作には『STI(スバルテクニカインターナショナル) スバルと歩んだ激闘の35年』(三樹書房刊)などがあります。
本年2025年に三菱自動車工業が設立55周年を迎えます。これを機に、2022年10月26日に初版を刊行した同書のカバーデザインを一新した新装版として刊行することといたしました。カバーには、WRCとダカールラリーにおいて、それぞれ特筆すべき記録を達成した際の写真を掲載しました。
本書によって、世界的な活躍を見せた、三菱自動車工業のモータースポーツの足跡を知っていただくとともに、当事者の努力の足跡を感じ取っていただければ幸いです。
グランプリ出版 編集部
『三菱モータースポーツ史 ダカールラリーを中心として』(新装版)
著者:廣本 泉
仕様:A5判並製/196ページ(カラー16ページ)
定価:3300円(本体価格3000円+税)
ISBN:978-4-87687-432-3
目次
モータースポーツ活動から得られたこと 増岡 浩
第1章 黎明期のモータースポーツ活動
第2章 パリ・ダカールラリー挑戦の軌跡
第3章 ダカールラリー以外のモータースポーツ活動
第4章 ダカールラリーにおける成功の原動力
ダカールラリーにおける三菱のリザルト
WRCにおける三菱のリザルト
取材協力および写真提供
参考文献
あとがき
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