トラック・バス

国産トラックの20世紀

著 者:中沖 満+GP企画センター

本体2,400円+税

A5判/232頁/978-4-87687-427-9/2025年3月発売

戦前・戦後と、各時代の要請に応えながら、独自の成長を遂げた大型車4メーカーの足跡を中心に、多数の図版と共に詳細にたどる
国産自動車の黎明期は、軍用を中心としたトラックの開発・製造が主な活動であった。第二次世界大戦後、民需転換を進めたトラックメーカーは、多種少量生産による設計・生産体制などを整備、4メーカーに集約されつつ進化の道をたどることになる。この足跡は乗用車とは異なる側面を持つ、日本の自動車技術発展史といえる。本書では、20 世紀に歩んだ国産トラックの足跡を、多数の図版とともに解説する。
※本書は『国産トラックの歴史』(2005年10月26日初版発行)の内容の再確認を実施し、2000年代初頭までの内容を抽出して改題、カバーデザインを一新して刊行する改訂版です。

第1章 量産自動車メーカーの誕生と戦前のトラック
第2章 戦後の混乱からの脱出(1945~59年)
第3章 4大メーカーによる多様化の時代へ(1960年代)
第4章 排気・騒音規制のなかの高性能追求(1970年代)
第5章 空力・電子制御・経済性の追求(1980~90年代初頭)
第6章 構造不況といわれるなかでの技術革新(1990年代~2000年代初頭)