トラック・バス

トラックのすべて

編 者:GP企画センター 編

本体2,400円+税

A5判/232頁/978-4-87687-420-0/2024年8月発売

日本の物流を支えるためにトラックメーカー、輸送業者、ドライバーなど関係者はたゆまぬ努力を続けている。本書では、トラックの構造のみならず、生産現場やトラックターミナルなど、トラックに関するさまざまな事柄を豊富な図版とともに解説する。
※本書は『トラックのすべて』(2006年3月22日初版発行)の内容を再確認するとともに、カバーデザインを一新。さらに、ページが180度近く開く「PUR製本」を採用して刊行する新装版です。

1.物流の主役を占めるトラック
■トラックの車両規格による分類
■量産がむずかしい大型トラック
■普通トラックのクラス分け
■トラックの大きさの限界
■商用車という分類とトラックの種類
■ボンネット型とキャブオーバー型トラック
■車輪の数によるトラックの違い
■トラックのキャブ・荷台・シャシー・エンジンなど
■規制緩和とトラック
■トラックのモデルチェンジのサイクル
2.進化するキャブ及び運転操作機構
■多様なキャブの種類
■キャブの基本構造
■キャブのデザインと空力的な進化
■キャブなどの安全性の追求
■快適空間の追求
■操作性のしやすさの追求
■イージードライブ技術の進化
■運転操作をアシストする装置
■各種の情報システムと運行データサービス
3.トラックの荷台と特装トラック
■平ボディ
■バンボディ
■ウイングボディ
■冷凍車および冷蔵車の特徴
■テールゲートリフターなどの荷役省力化装置
■クレーン付きトラック
■特装車及びパワーテイクオフ機構
■ダンプトラック
■ミキサー車
■タンクローリー車
■粉粒体運搬車
■その他の特装車
4.トラック用ディーゼルエンジン
■ディーゼルエンジンの機構
■日本におけるディーゼルエンジンの進化
■ディーゼルエンジンのさまざまな種類
■トラック用エンジンは直列6気筒が主流
■大型トラック用は直列6気筒ターボが中心
■ディーゼルエンジンはOHV型やSOHC型が主流
■エンジンの要である燃料噴射ポンプ
■コモンレール式燃料噴射装置
■さらに進化するコモンレールシステム
■ユニットインジェクションによる高圧化
■ターボチャージャーの装着とその技術進化
■厳しくなる排気規制とその対策・その1
■厳しくなる排気規制とその対策・その2
■厳しくなる排気規制とその対策・その3
■排気対策の方向性の違い
■省燃費対策及び環境対応技術
5.トラックのシャシーなどの機構
■フレーム
■プロペラシャフトとデフ
■リア2軸駆動
■前2軸車のステアリング
■トラックのサスペンション
■リーフスプリング式のフロント懸架装置
■リアのリーフスプリング式懸架装置
■エアサスペンション機構
■トラックのブレーキ
■排気ブレーキ及び圧縮圧解放ブレーキ
■リターダーによるブレーキ
■ホイール及びタイヤ
6.大型トラックの生産ラインを見る
■大型エンジンの組み立てライン
■同じエンジンでも用途で補器類ががらりと変化する世界
■キャブの艤装ライン
■いよいよ大型トラックのラインオフまで
■キャブとのドッキング
7. 物流システムを支える巨大トラックターミナル
■1960年代の高度経済成長期に誕生
■433個のバースとは何を意味する?
■トラックターミナルは眠らない
■日本オリジナルのトラックステーション
8.ディーラーサービス工場
■大型トラックサービスマンのオールラウンド能力とは
■進化するハイテク機構の学習に岡崎まで飛ぶ
■エンジンオイルの交換にかかる費用
■ピストン1個が3万円強の世界
■乗用車の整備の現場と大きく違うところ
9.トラックのチューニング及びドレスアップ
■トラックのエアロパーツ
■人気の高い泥除け
■DIYでオイル管理してセーブマネーするドライバー
■運転時間が長いトラックのキャブ内用品の世界
■省エネ大賞の用品も登場
■人気用品のデコデコとは