ニュース

一般財団法人 機械振興協会 機械振興会館内の機械産業とビジネスの専門図書館BICライブラリの中の「くるまコレクション」を見学してきました。その様子をお伝えします。(レポート:編集部)

一般財団法人 機械振興協会 機械振興会館内の機械産業とビジネスの専門図書館BICライブラリの中の「くるまコレクション」を見学してきました。その様子をお伝えします。(レポート:編集部)

東京都港区芝大門の一般社団法人 日本自動車工業会の自動車会館内にあった自動車図書館は、自動車産業に関する書籍や雑誌、映像資料、カタログ、写真集などさまざまな資料を収集していました。しかし、2023年3月に閉館となり、その蔵書の約4万点は、機械振興協会経済研究所 情報創発部「BICライブラリ」が受贈し、BICライブラリの一角にあった会議スペースを新たな配架場所として設け、さらには地下書庫にも一部の蔵書を配架して、同年11月に「くるまコレクション」としてオープンしました。

東京タワーのすぐ近くにあるBICライブラリは、機械産業とビジネスの専門図書館として、モノづくりの資料となる書籍、雑誌などが所蔵され、公開されています。

くるまコレクションオープン記念冊子より転載

その一角にオープンした「くるまコレクション」には、自動車書籍や雑誌はもちろん、過去の東京モーターショーの出品社一覧や展示会の写真が掲載され、当時の情報を知ることができる『東京モーターショー出品者要覧・記念アルバム』や、第1回全日本自動車ショウからの東京モーターショー(現・ジャパンモビリティショー)の公式ガイドブック、自動車メーカーの社史・団体史などの貴重な資料も幅広くそろっています。
さらに、三樹書房とグランプリ出版の書籍についても、図書館で定められた分類ごとに所蔵されていました。
当時の自動車関係の新聞広告をスクラップブックのようにまとめた『雑誌広告』など、自動車の広告にまつわる書籍も所蔵されています。

また、長年にわたり自動車研究に携わってきた自動車文化研究所の中尾充夫氏より寄贈された850冊あまりの図書類も「中尾文庫」として棚が設けられています。戦後すぐから自動車に関するトピックを切り抜き、スクラップにまとめられた資料も見ることができます。

館内は明るく、椅子に座ってゆっくりと本やクルマのカタログなどを見ることができます。
BICライブラリの開館時間は平日10時から17時まで(※毎月第3土曜日は開館)ですので、お近くにおいでの際は、ぜひ、訪れてみることをお勧めします。また、本の所蔵についてはスマートフォンやパソコンでBICライブラリのオンライン図書目録にアクセスして確認することができます。
https://bicl.opac.jp/opac/top

場所:
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
機械振興会館本館B1
一般財団法人 機械振興協会経済研究所 情報創発部(BICライブラリ)
電話:03-3434-8255

■開館日や資料、ご利用についてなど、詳細は以下のBICライブラリのオフィシャルサイトでご確認ください。
https://www.jspmi.or.jp/biclibrary/index.html