NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求
本体3,600円+税
A5判/316(カラー8)頁/978-4-87687-415-6/2024年3月発売
今日でも根強い人気を誇る、2ストロークエンジンの構造と原理を解説する、不朽の書!
栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材に、開発関係者への取材を敢行。その基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、エンジン部分の詳細写真など、豊富な図版とともにわかりやすく解説。品切れ状態が続いていた本書を、ホンダが創立75周年を迎えたのを機に、新装版として刊行。
目次
第1章 概論
1-1 驚異的な性能のレーシングエンジン
1-2 GP500用エンジンは総合性能の極致
1-3 ホンダの2ストロークエンジン
1-4 強大な馬力を生み出す組織力と意志
第2章 2ストロークエンジンの基本
2-1 歴史の浅い2ストローク
2-2 2ストロークの有利要素
2-3 作動の基本と掃気
2-4 排気チャンバーと給気比
2-5 2ストロークエンジンの燃焼
2-6 吸気方式とリードバルブの特性
2-7 2ストロークのV型エンジン
第3章 エンジン設計の基盤
3-1 要求性能の決定プロセス
3-2 ワークスの特殊性とは?
3-3 企画から実走までのプロセス
3-4 軸配置
3-5 Vバンク角の設定とその周辺要素
3-6 ボア・ストローク比
第4章 現代2ストロークエンジンの実際
4-1 クランクシャフト
4-2 クランクマス/バランス率/位相角
4-3 バランサー&プライマリーシャフト
4-4 コンロッド/大端&小端ベアリング/ピストンピン
4-5 ピストン/ピストンリング
4-6 クランクケース
4-7 シリンダー
4-8 シリンダーヘッド
4-9 燃焼室
4-10 各ポート
4-11 吸気系
4-12 排気系
4-13 冷却系
4-14 マシンの内部空力
4-15 電装系
4-16 駆動系
第5章 新世代2ストロークエンジン
5-1 燃料/エンジンオイル
5-2 電子制御機構(ECU)
5-3 電子制御&データ収集システム
5-4 燃料噴射方式の可能性
5-5 電子制御による可能性
5-6 近接爆発