クルマのメカニズム

日産V型6気筒エンジンの進化

著 者:石田宜之

本体2,400円+税

A5判/217頁/978-4-87687-410-1/2023年10月発売

【日産自動車創立90周年記念刊行】日本初のV型6気筒となるVGエンジンは、FF車への搭載も視野に入れた、軽量・コンパクトなエンジンとして開発された。その後継として、社運を賭けて開発されたVQエンジンは、徹底的に出力性能、重量、コストのバランスを追求し、VQHR、VR30DDTTエンジンへと進化を続けている。本書は、日産自動車で数多くのエンジン設計に従事した著者が、自身の経験を踏まえ詳細に解説する。

※本書は2008年刊行の同書の内容を再確認して修正を加えるとともに、最新の情報を序章として追加、著者名を筆名から本名へと改め、カバー装丁を一新して刊行する増補新訂版です。

目 次

序章 さらに進化する日産V型6気筒エンジン
   ―VR30DDTTエンジンについて―
第1章 エンジン開発のプロセス
第2章 V型6気筒と直列6気筒との比較
第3章 日本初のV型6気筒VG型エンジンの開発
第4章 三つの日産の高性能エンジン
第5章 本命のVQエンジンの開発
第6章 VQエンジンの改良と追加エンジン
第7章 VQHRエンジンの誕生
第8章 R35GT-R用VR38エンジンの登場