【新刊情報】『ポルシェの生涯―その時代とクルマ』(改訂版)を2023年7月下旬に刊行します。
この度弊社では、2023年7月下旬に『ポルシェの生涯―その時代とクルマ』(改訂版)を刊行いたします。2023年はポルシェの代表的車種911が誕生してから60周年を迎えます。これを契機として、ポルシェの“原点”である、フェルディナント・ポルシェ博士の生涯にスポットをあて、2008年に弊社で刊行した同書の改訂版の刊行を決定いたしました。
著者の三石善吉先生は、政治学を専門とされる、中国とドイツの政治思想研究者であり、『ナチス時代の国内亡命者とアルカディアー‐抵抗者たちの桃源郷』(明石書店)などの著作がある方で、筑波大学などで教授を、筑波学院大学で学長を務められました。
改訂作業においては、さらなる充実を図ることを念頭に置いて作業を進めました。本書においては、名称や表記の統一などのほか、内容面での修正に関しては著者のご了解をいただき、それらの作業をすべて編集部で行ないました。また、初版刊行後に判明した事柄なども、著者と調整のうえ可能な範囲で反映いたしました。
本書は、国内外の学術論文や文献をベースに、ナチス政権に翻弄されながらも、一人の自動車工学者として、VW(フォルクス・ワーゲン)など多くの車を生み出し、ポルシェ356誕生へと導いたポルシェ博士の生涯を、貴重な図版とともに紹介した価値ある書といえます。その点をご評価いただければ幸いです。
編集部
『ポルシェの生涯―その時代とクルマ』(改訂版)
A5判 192ページ 定価:3,080円(本体2,800円+税)
ISBN978-4-87687-407-1
【目次】
序 工学者ポルシェの特徴と三つの夢
第1章 ポルシェ、青年期の活動〈オーストリア・ハンガリー帝国期〉
第2章 ザッシャからメルセデスSまでの時代〈ワイマール期(1)〉
第3章 ポルシェ設計事務所での活動〈ワイマール期(2)〉
第4章 VW計画の始まり〈ナチス期(1)〉
第5章 VW試作車のテストと量産工場の建設〈ナチス期(2)〉
第6章 アウトバーンの建設〈ナチス期(3)〉
第7章 KdFワーゲンと第二次世界大戦〈ナチス期(4)〉
第8章 ポルシェの晩年とその死〈ドイツ連邦共和国期〉
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