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2022年4月15日~4月17日、千葉市・幕張メッセにて「オートモビルカウンシル2022」が開催されました。その様子をお伝えします。(レポート:相原俊樹)

2022年4月15日~4月17日、千葉市・幕張メッセにて「オートモビルカウンシル2022」が開催されました。その様子をお伝えします。(レポート:相原俊樹)

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去る4月15日(金)から17日(日)まで、千葉県千葉市・幕張メッセにて「オートモビルカウンシル 2022」が開催された。私は3日目の一般公開日にこのイベントを取材する機会を得たので、そのときの様子をお伝えしよう。



会場を俯瞰する。この写真は3日目の一般公開日の開場直後に撮影した。午後からは来場者がぐんと増えて、賑やかになった。展示ブース間の通路を広くとって、ゆったりと鑑賞できるよき伝統は今年も健在だった。




会場中央を占めたのは、「スーパーカードリーム」と題した主催者テーマ展示Bのスペース。ランボルギーニ・カウンタックLP400やフェラーリ 356GTB4 ベルリネッタ・ボクサーなどと並んで展示されたランボルギーニ・ミウラP400は、時代を超越した美しいスタイルで目を惹いた。



主催者テーマAは「DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の主役たち」。手前の白い車両は1987年のBMW M3。左の赤いマシンは1993年のアルファロメオ155 V6 TI。

以降は個人的に興味を惹かれた英国とイタリアのオールドカーを1台ずつ紹介する。



1965年のアストンマーティンDB5。例年、英国製の軽量スポーツカーを出展しているACマインズが展示した。DB5はDB4の後継モデルとして1963年6月に登場して、1965年9月の生産終了までに1021台が生産された。ある資料によると、0―>400mを16秒で走り切り、静止状態から約20秒で100mph(約161km/h)に達したとある。DB5は映画『007ゴールドフィンガー』に登場して一躍有名になった。



ポーランド生まれのエンジニア、タデック・マレックが設計した直列6気筒DOHCエンジンはDB4の3670ccから3995ccに拡大され、最高出力約280hp/5500rpmを生み出した。手前に見える3基のキャブレターはSU製。トランスミッションはデイヴィッド・ブラウン自製の4速だったが、シャシーナンバー1340以降はZF製の5速に変更になっている。



私にとって、今年のオートモビルカウンシルの「The Star of the Show」は、この1946年製ランチア・アルデアだった。アルデアは1939~53年の生産期間中、シリーズIからIVまで順次、改良型が登場しており、この出展車はシリーズIIだという。アルデアはランチアが世に放った小型車の名作、アプリリアの小型版で、アプリリアのホイールベースが2750mmだったのに対し、2440mmと一回りコンパクトだ。



エンジンはわずかに903ccに過ぎないが、独特の狭角V4はSOHCにもかかわらず、半球形燃焼室を形成する凝った設計だった。前輪サスペンションは独立。ご覧のように観音開きの4ドアにはピラーがなく、良好な乗降性を実現している。ランチアの強靱なモノコックボディがあって、初めて可能になったドア・レイアウトだ。



マルシェ(自動車関連グッズの販売店)を眺めるのも楽しみ。写真はTAGグループの傘下に入る1985年までの「ホイヤー」ブランドのビンテージクロノグラフ。価格も提示されており、心が揺れたマニアも多かったことだろう。




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