クルマのメカニズム

HKS流エンジンチューニング法

著 者:長谷川浩之

本体2,400円+税

A5判/248頁/978-4-87687-390-6/2021年11月発売

チューニング部品の開発やモータースポーツ活動などを展開するHKS(エッチ・ケー・エス)。本書では、様々なエンジン部品が、最適にその役割を果たすようにして、性能向上を目指すチューニング法を、HKSの創業者である著者が紹介する。市販車のエンジンポテンシャルを引き上げ、さらに磨き上げるための技術と経験を惜しみなく披露した、不朽の書。

※本書は1995年12月18日に初版を刊行した同書の内容の再確認を実施するとともに、著者の長谷川浩之氏とともにチューニング部品の開発やモータースポーツ活動を展開し、2016年に2代目社長に就任した水口大輔氏の巻頭言を新たに加え、カバーデザインを一新した増補二訂版です。

目 次

創業者 長谷川浩之氏とHKSについて/水口大輔

1.チューニングの方法と目的
  〔チューニングを進める上での大切な態度〕
  〔チューニングする目的〕
  〔チューニングするエンジンの素性〕
2.性能向上のための三大要素
  〔吸入空気量の増大〕
  〔燃焼効率の向上〕
  〔フリクションロスの低減〕
3.シリンダーブロックのチューニング
  〔機能上重視される箇所の検討〕
  〔チューニングの実際〕
4.主運動部品のチューニング
  〔クランクシャフト〕
   (1)機能上重視する箇所
   (2)クランクシャフトの新設
  〔ピストン系〕
   (1)機能上重視する箇所
   (2)圧縮比の向上とピストン頭部の形状
   (3)ピストンの新設
   (4)ピストンリング
  〔コンロッド〕
   (1)ノーマル部品の改良
   (2)コンロッドボルトの管理
   〔3〕コンロッドの新設
5.シリンダーヘッドのチューニング
  〔燃焼室のチューニング〕
  〔吸排気ポートのチューニング〕
  〔シリンダーヘッドの冷却〕
  〔シリンダーヘッド関連部分の改良〕
6.動弁系のチューニング
  〔カムシャフト〕
  〔バルブスプリング及びバルブ系の軽量化〕
  〔カムドライブ系〕
  〔動弁系のフリクションロス低減及び性能保持〕
  〔バルブタイミングの選定〕
7.各システムのチューニング
  〔吸気系のチューニング〕
  〔排気系のチューニング〕
  〔潤滑系のチューニング〕
  〔冷却系のチューニング〕
  〔燃焼系のチューニング〕
   (1)A/Fのマッチング
   (2)霧化の促進
  〔点火時期及び点火系〕
   (1)MBT
   (2)点火系のチューニング
8.ターボエンジンのチューニング
   (1)新世代ターボの特徴
   (2)ターボ本体のチューニング
   (3)ターボチャージャーをとりまく部品のチューニング
   (4)ターボエンジンのセッティング
9.エンジンチューニングとクルマの関係