クルマの歴史

テールフィン時代のアメリカ車

編 者:GP企画センター

本体2,400円+税

A5判/176頁/978-4-87687-387-6/2021年8月発売

1950年代のアメリカ車は、魅力的に見せるためデザインに力が入れられ、世界の自動車メーカーに影響を与えたテールフィンの流行に至った。テールフィンの生みの親ともいえるGMのハーリー・アールをはじめ、主要メーカーのカースタイリング部門についても触れながら、この時代のアメリカ車の変遷を詳しく紹介する。巻頭には1948年から1962年までのテールフィン付きモデルを中心に構成したカラー口絵も収録。
※本書は、『テールフィン時代のアメリカ車』(2001年7月25日初版発行)の内容を再検討して大きく修正を加え、さらに1948年から1962年までのテールフィン付きのモデルを中心に構成した、32ページにわたるカラー口絵を追加収録して、大幅に改訂を加えた増補二訂版です。

目 次
カタログでたどる テールフィン時代のアメリカ車 當摩節夫

1. 豊かさの象徴としてのアメリカ車
アメリカでは自動車は生活するのに不可欠のもの
余裕が求められたアメリカ車の背景
明るい未来を単純に信じた(?)時代
ダントツの豊かさの中の自動車業界
豊かさゆえに国内販売が中心となる

2. 戦中戦後のアメリカのメーカーの動き
自動車メーカーの戦争への協力
ガソリン不足によるスピード制限の実施
フォードの戦中戦後
それ以前のビッグスリーのこと
トップメーカーとなったGMの戦中戦後

3. ビッグスリー以外のメーカーの盛衰
自動車メーカーの寡占化の進行
新興メーカーの活躍
スチュードベーカーとパッカード社の活動
ハドソンとナッシュによるアメリカンモーターズの誕生

4. パワー競争とイージードライブの進化
新機構のOHV型V8エンジンの登場
AT車の普及とイージードライブ化の進展
日本と異なるアメリカ車のエンジン進化

5. カースタイリング部門とデザインの確立
GMのアート&カラーセクションの設立
スタイリングデザインを最優先する時代に
フォードのデザイン部門の変遷
クライスラーのデザイン部門の流れ

6. ドリームカーとスポーツカーの登場
年々華やかになる新型モデルの発表会
GMのモトラマとドリームカーの登場
バラエティーに富むフォードのドリームカー
クライスラーのエクスペリメンタルカー
GMのスポーツカー、コルベットの登場
フォード・サンダーバードの登場

7. アメリカ車のスタイルの変遷
スタイルの方向を主導したGM
サイドボディのフラッシュ化
テールフィンをもったキャデラックの登場
ハードトップの登場
ステーションワゴンの普及
ガラス面積の増大
1950年代後半の動き
フォードのニューモデルの出現とその失敗
ピークに達した装飾的デザイン

8. 1960年代のアメリカ車の光と影
1950年代後半のビッグスリーのシェア争い
車両サイズ大型化の限界
燃費悪化に対する抵抗
車両スタイルに対する方向転換の兆し
小型車の販売台数の増大
ビッグスリーのコンパクトカーの登場