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初の国産「ハイブリッド連節バス」の技術発表会が開催されました。その様子をお伝えします。(レポート:大森重美)

初の国産「ハイブリッド連節バス」の技術発表会が開催されました。その様子をお伝えします。(レポート:大森重美)

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 いすゞ自動車と日野自動車は初の国産連節バスを共同で開発、5月24日報道陣に実車を公開した。
 この車両は、既存の大型ノンステップ路線バスの車体2台を、ジャバラで覆われたターンテーブル状の連節装置で連結したもので、最後部のエンジンで第3軸(写真参照)を駆動、後方の車体が前方の車体を押す欧州で一般的なレイアウトである。 全長18 m、既存の大型ノンステップ路線バスの約1.8倍(約120人)の人員輸送能力を持つ。
 背景には、スポーツや音楽などのイベント、その他多くの人が集中して移動する場面が増える一方で、バスの運転手不足がある。すでに欧州メーカーの連節バスが輸入されているが、従来の国産バスと混在するため、取扱いや整備などの現場がよりスムーズに作業できるように配慮する運行事業者からは国産連節バスの要望が出されており、2007年よりいすゞ自動車と日野自動車の両社で開発を進めた。
 今回、次世代都市交通システム(ART:Advanced Rapid Transit)での活用を想定した連節バス用ITS機能も搭載、パワートレインは定評のあるハイブリッドシステムを採用した。
 なお、連節装置とアクスル(足回り)部品はコストと信頼性を考慮し、欧州製を調達している。また、年間17台を製造できるようにしているという。