バイク・他

交通事故・実態と悔恨 交通事故はこうして起きる

福田和夫著

本体1,600円+税

A5判/192頁/978-4-87687-354-8/2018年2月発売

高齢者運転・飲酒運転・スマホ操作のながら運転などによる交通事故が問題視されている昨今、無事故無違反ドライバーでいるために大切なことを、具体的な事例も交えて分かりやすく解説。事故が起きる状況を身近に見続けてきた著者が、その実態を語ったドキュメント。交通法規に関する資料も適宜掲載し、運転をする全ての方々に改めて心がけてほしい内容となっている。


【目次】
第1章 事故と責任
 1-1.吉宗の高札
 1-2.道端の供花
 1-3.樹海に身を焼く
 1-4.君死にたもうことなかれ
 1-5.行楽は遊びでも運転に遊びはない
 1-6.運転にも停年がある
 1-7.ドンマイ運転
 1-8.点数がなくても免許取消し
 1-9.運転責任は予見の義務と回避の義務
 1-10.3割多い交通事故死者
第2章 ルールの基本
 2-1.道路交通法の泣きどころ
 2-2.酒は涙かダメ生きか
 2-3.道路交通法に「優先権」はない
 2-4.点滅信号は交通整理をしていない
 2-5.お猪口3杯でも酒酔い運転
 2-6.青信号は安全を保証していない
 2-7.踏切停止に理屈はいらない
 2-8.人は過失をなくせない、だから譲る心もなくせない
 2-9.まじめ運転が点数を消す
 2-10.違反多ければ事故多し
第3章 交差点の事故
 3-1.左折の内輪もめ
 3-2.心が消した赤信号
 3-3.出会い頭は事故がしら
 3-4.あらかじめ左に寄らない左折事故
 3-5.サンキュー事故
 3-6.ダイヤモンド事故
 3-7.ジレンマゾーンの加速
 3-8.一時停止は二度停車
 3-9.1人の横断者を見たら3人いると思え
 3-10.交差点安全進行名言集
第4章 運転者の心理と行動
 4-1.嘆きのシンデレラ事故
 4-2.棋風、雀風、運転風
 4-3.あの子は事故で心を亡くしました
 4-4.高速道路の赤い誘蛾灯
 4-5.左に慣れて左事故
 4-6.お化けと速度は夜になると出たがる
 4-7.ヘアピンより怖い大曲り
 4-8.呼称でただせ心の故障
 4-9.「だろう」「はずだ」が事故の始まり
 4-10.「ヒヤリ」「ハッ」とも事故のうち
第5章 危険な当事者たち
 5-1.新車の車椅子
 5-2.駐車が人を殺す
 5-3.真夜中のトラ
 5-4.70の思案橋、80の崖っぷち
 5-5.あせりの抜け道、油断の慣れ道
 5-6.危険なライトコミュニケーション
 5-7.交通事故は癖のかたまり
 5-8.黄色当然、赤勝負
 5-9.しばたき・モジモジは居眠りの始まり
 5-10.あせりのクラクション、おどしのエゴラッパ
第6章 安全の確認と操作
 6-1.昼あんどんの事故(自己)防衛
 6-2.「わだちぼれ」によろめく
 6-3.車も人も暖機(気)運転
 6-4.ウインカーも一度は疑え
 6-5.秒を数えて車間を測る
 6-6.三尺離れて死のかげを踏まず
 6-7.愛車が鉄の棺桶
 6-8.セコで登ったらセコで下れ
 6-9.馬は手綱さばきAT車はブレーキさばき
 6-10.目の脇見、心の脇見、手の脇見
第7章 反省と教訓
 7-1.酒、事故、入獄、妻の自殺
 7-2.4番目のブレーキ
 7-3.報道記事に事故を学ぶ
 7-4.踏切のとりこ事故としっぽ残し
 7-5.物損事故も人身事故も紙一重
 7-6.車に心の安全装置はない
 7-7.信頼の原則
 7-8.論より証拠 適正診断
 7-9.安全運転五省
 7-10.安全運転の詩