フォルクスワーゲンの4車種の新型車

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フォルクスワーゲンはこの秋から、来年2025年にかけて新型車を導入していきます。少し前になりますが、7月に行われた発表会で、新型4車種が披露されました。

披露されたのは、モデルチェンジ2車種、マイナーチェンジ2車種です。この車両はモデルチェンジのティグアン。ティグアンは2019年以降、フォルクスワーゲンで世界最多販売車種となっているようです。長らくそれはゴルフでしたが、SUVブームの影響で変わりました。現行モデルよりも、スマートな印象です。

これはパサートで、やはりモデルチェンジになります。パサートは伝統的に、世界的にはゴルフに次ぐ量販車種でしたが、次期モデルはこのワゴンのみの導入。やはりスマートなボディラインの印象で、車体全長が伸びて、室内スペースも拡大。日本向けではフォルクスワーゲン唯一のプラグインハイブリッドも設定されます。またティグアンともども、MQB evoプラットフォームを採用、アダプティブシャシーコントロールのDCCがDCC proに進化するなど、走行性能も洗練されるようです。

パサートの室内。インフォテイメントシステムは新世代のMIB4となっています。どのように進化しているのか、注目です。

こちらはゴルフ。マイナーチェンジになります。この赤い展示車両はGTI。外観の印象も少し変わっていますが、出力が従来から20psアップの265psになっています。通常モデルのガソリン(マイルドハイブリッド=eTSI)は、3気筒がなくなり、1.5リッター4気筒のみになります。

ゴルフもインフォテイメントシステムに新しいMIB4を採用しています。

T-クロスもマイナーチェンジで、新色を加え、内外装を刷新。運転支援システムも強化されています。T-クロスは若年層や女性に支持されているようです。

4車種の導入スケジュール。今回の4車種は、いずれもエンジン主体のモデルです。フォルクスワーゲンはBEV重視に舵をきったのち大混乱になっていることが、近年なにかと話題になっていますが、今回、日本においてエンジン車の存在もアピールして、フォルクスワーゲンそのものの存在感を挽回させようという意気込みが、この4台のお披露目で感じられました。なによりも、この明るい色づかいが、印象的です。

(レポート・写真:武田 隆)

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