東京オートサロン2018 専門学校の出展の様子をリポートします。

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2018年1月12~14日に開催された東京オートサロンの様子をレポートします。出展していた専門学校によるブースの模様です。

NATS CAMRY GTU
日本自動車大学校(NATS)が、AVV50型トヨタ・カムリをオーストラリア・ホールデン社のクーペピックアップトラック風にカスタマイズ。伸びやかやクーペスタイルとピックアップトラックならではの多彩なユーティリティ性能が両立されている。

NATS MINI REBORN
ミニクーパー誕生100周年を記念して,過去と未来を融合させたカスタムカー。ベース車両はRE16型ミニクーパーSで,1940年代のモデルをイメージさせるフロントマスクと200㎜ものストレッチでロングノーズ化を実現。AIRREXエアサスペンションを装着するなど、足回りにもこだわりが見られる。

NATS VELLFIRE PICKUP
ANH20W型トヨタ・ヴェルファイアのボディを切断し、ピックアップトラックにカスタマイズ。現行型30系のフロントマスクやシボレー・サバーバン用のテールライトの装着に加え、キャビンとベッドを分けるセパレートラインを加工するなどの細かな処理も見られる。東京国際カスタムカーコンテスト2018・SUV部門の最優秀賞を受賞。

NATS GT40-PS
1960年代に一世を風靡したフォードGT40を現代に蘇らせた。トヨタMR-Sをベースに、完全オリジナルのFRPボディと70系トヨタ・スープラのリトラクタブルヘッドライトを装着。流線型のラインや塗装も美しく、完成度の高い一台だ。

NATS Fairlady Z S30
1974年製S30型の日産フェアレディZを完全レストア。ベース車両はフロントバンパーが取れているなどボロボロの状態だったが、240ZGのフロントノーズを移植するなどで対応。そのほかの部位も細部にわたってレストアされている。

NATS ブギ☆グランド
ALWE50型の日産エルグランドを街道レーサー風にカスタマイズ。シャコタン・オバフェン・深リム・デッパといった定番アイテムはもちろんのこと、Y33型日産グロリアのヘッドランプやトヨタ・センチュリーのテールランプを移植。この見た目でナンバーが取得可能というから驚きだ。

TAUS AE86 昭和のちょい悪仕様
東京自動車大学校(TAUS)が、スクラップ寸前だった改造AE86型スプリンタートレノGT-APEXを完全分解したあとにレストア。AE92後期型4A-GE型エンジンなどのチューニングパーツを活かしつつ、丁寧な板金塗装技術により、新車のように生まれ変わらせている。

MARCHCRAM(マーチクラム)911
筑波研究学園専門学校の自動車整備工学科車体整備コース9期生の学生が、K11型日産マーチを3690㎜もの超ロングホイールベースのリムジンにカスタマイズ。これは、2台のフロント部分を向い合わせに組み合わせることで実現されたもの。後部のエンジンは取りはずされているので、ラウンジのような広大な居住空間が確保されている。

NCK SSKベンツ
中日本自動車短期大学によって製作された、1931年製メルセデスベンツ720SSKの3/4スケールモデル。鉄板と鉄骨から作り出された完全ハンドメイドモデルで、エンジンにはマツダ・ポーターキャブ用29PS・550㏄・直列2気筒SOHCの2G23型を搭載。実際に走行することも可能という。

Aplerna(アプラーナ)
静岡工科自動車大学校が、初代ダイハツ・コペンをポルシェ911風のスーパーカーにカスタマイズ。迫力のあるフロントバンパーやリアウイングは自作し、特徴的なヘッドライトはVWビートルのものを流用。フロント195/55R15、リア225/50R15インチタイヤの装着で,後輪駆動のような雰囲気を醸し出している。

Wiz CONCEPTⅫ EJ86
Wizこと国際情報工科自動車大学校が、スポーツカーやカスタムカーの良さを再認識してもらおうと製作したカスタムカー。N2ワイドボディキット装着の1987年製トヨタ・スプリンタートレノ(AE86型)に、スバル製水平対向ターボエンジンのEJ20型を搭載。トヨタとスバルで共同開発された現在の86にも対抗できそうな仕上がりだ。

Wiz CONCEPT Cordister
1997年式マツダ・ロードスター(NA8C型)に、トヨタ・スープラ用の1JZ-GTE型エンジンを搭載したハイパワーコンパクトスポーツ。エンジンルームをハンドメイドのパイプフレームで製作することで、大排気量の直列6気筒ツインターボエンジンに対応。ARIOSのフルエアロキット装着のスタイリングも見どころのひとつだ。

WiLL式戦闘機
埼玉自動車大学校(SIAT)が、トヨタWiLL VSをステルス戦闘機風にカスタマイズ。ランボルギーニ・ウラカンのエンジンフードを埋め込んだボンネット、リアガルウイングドア、ジェットエンジンをイメージしたというトランクルーム内のスピーカーなどで独特の存在感をアピールしていた。

日産ノートe-POWERハーフカットモデル
毎年カットモデルを製作している埼玉自動車大学校だが、今年はシリーズ式ハイブリッドモデルとして大ヒットを記録している日産ノートe-POWERに挑戦。スイッチによって4モードの動作切換えが可能だ。

JPN CAR(ジャパンカー)
トヨタ東京自動車大学校によって製作された、日本の和を凝縮したようなカスタムカー。ベース車両はZZT231型トヨタ・セリカで、市松模様でラッピングされたボディや城の模型などで和をアピール。本物の着物をシート地に採用して茶室をイメージしたという内装にも、和のテイストが多数盛り込まれている。

GT27
トヨタ自動車大学校が、カローラのスポーツモデルとして誕生したTE27型初代レビンをレストア。ただのレストアではなく、ワイドオーバーフェンダー化やオリジナルのフロント&リアスポイラーが装着され、走り屋仕様に仕上げられている。現行トヨタ86特別仕様色のソーラーオレンジでオールペンされているのも魅力。

サーフ・クルーザー
これもトヨタ自動車大学校の作品だ。1996年式トヨタ・ハイラックスサーフをベースに、オーバーフェンダーとフロントマスクを完全ハンドメイドで製作。オリジナルのロールバーや275/70R17インチサイズのマッドテレーンタイヤも迫力満点だ。

(リポート・写真:小堀 和則)

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