BYDの新型乗用車と新型バス

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少し前になりますが、2025年1月24日に、BYDの事業方針発表会がありました。日本での事業の20年をふりかえり、また、新型車のシーライオン7と新型バスのJ7が展示されました。

BYDジャパンは創立20周年とのこと。BYDがバッテリーメーカーとして創業したのは、よく知られること。携帯電話やパソコンなどのバッテリーから始まり、リチウムイオンではなくニッカドの時代だったかと思います。そういう機器に搭載され、BYDに早くから日本人は実は親しんでいたということです。

自動車に進出したのは2003年ですが、日本へはEVバスが10周年、乗用車にいたっては3年目というので、その勢いはあらためて驚かされます。

2024年の乗用車の世界販売台数は425万台。日本では2200台で、その増え方がまた驚きです。ちなみに世界台数ではBEVが41.5%で、PHEVが58.5%という内訳です。

当日は、シーライオン7が東京オートサロンに続けて展示され、会場のカートコース(シティサーキット東京ベイ)でデモ走行しました。また、今後、日本市場で2025年末までにPHEVモデルを導入することが公言され、2027年ごろまでにBEVとPHEVの7〜8モデルをラインナップさせるとの方針も示されました。

勢いを感じさせるのは、販売店設置のスピードが早いことです。まだ3年目ですがすでにこの発表会時で59拠点で、今年末までに100拠点にするといいます。

当日は、乗用車とともに商用車についての、説明・発表がありました。会場に展示されたのは、新型のJ7というEVバス。これは中型サイズのバスで、日本専用に開発したとのこと。全幅2.3mとなります。

J7は、技術的には大型バスのK8に続きインホイールモーターを採用しているのが注目です。フロアを広く低く使うことができ、利便性に貢献すると思われます。J7もデモ走行をしました。

日本ではEVバスの大型と小型モデルを現在までに350台納車したとのことですが、中型バスを加えて今後2030年までに累計4000台を目指すといいます。

当日に登壇した、左から、BYDオートジャパンの東福寺社長、BYDジャパン社長の劉社長と石井副社長。BYDオートジャパンは乗用車部門で、商用車はBYDジャパンが扱います。

当日は、乗用車とバスのラインナップが展示されました。左から小型バスのJ6、大型バスのK8、新型の中型バスJ7、そして乗用車の新型シーライオン7、シール、アット3、ドルフィン。商用車と乗用車の両輪で、日本での事業が展開されます。

(レポート・写真:武田 隆/BYD)

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