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長野県岡谷市にあるプリンス&スカイラインミュウジアムを訪問しました。その様子をお伝えします。(レポート:編集部)

長野県岡谷市にあるプリンス&スカイラインミュウジアムを訪問しました。その様子をお伝えします。(レポート:編集部)

プリンス&スカイラインミュウジアムは、1997年4月の開館以来、貴重なプリンス車ならびにスカイラインを展示、当時の開発関係者やファンが集う場として親しまれています。

弊社でも日ごろからプリンスやスカイライン関連書籍を販売して頂いており、今回サイトをご覧の皆様へのご紹介もかねて訪問しました。


館内にはところせましと歴代スカイラインが、市販車はもちろんレース仕様車も多数展示されていました。


その中で、弊社の書籍にも登場するモデルを中心にいくつか紹介します。

まずは2代目のスカイラインです。

2代目は1963年9月、当時の宣伝で「高級ファミリーセダン」と謳われて登場しました。特徴は「メンテナンスフリー」で、2年間または4万km保証の封印エンジン、1年間または3万kmのノーグリース(シャシーへのグリースの給油が不要)で、クルマを維持するための負担を大幅に減らしました。これは当時としては画期的でした。このモデルにグロリア用の6気筒2リッターエンジンを搭載した「スカイラインGT」がレースで話題となり、スカイラインの人気を高めました。


次は歴代スカイラインの中でも象徴的なモデルのひとつである3代目スカイラインのGT-Rです。

本来はファミリーセダンであるスカイラインに、S20型の2リッター4バルブDOHCエンジンを搭載してレースの世界で活躍しました。


そして6代目です。米俳優のポール・ニューマンが宣伝に起用され、「ニューマン・スカイライン」と呼ばれていました。このモデルはスポーツグレードであったターボGT-E・Sをベースにした特別仕様車で「ポール・ニューマン・バージョン」と名付けられていました。


最後はR32型と呼ばれる8代目で、その中でも特別なモデルの「オーテックバージョン」です。

R32型といえば16年ぶりに復活したGT-Rが有名ですが、このモデルはそのGT-Rに搭載されていた2.6リッターDOHCツインターボからターボを外して自然吸気としたエンジンを搭載したことが大きな特徴で、さらに4ドアボディにATという「大人のGT-R」ともいえるモデルでした。


館内入り口前の売店では、様々なグッズが販売されており、書籍のコーナーでは三樹書房ならびにグランプリ出版のプリンス/スカイライン関連書籍を各種販売して頂いています。


このミュウジアムは鳥居平やまびこ公園の中にあり、外の小高い丘の上からは諏訪湖が一望できます。


最近は新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントがなかなか実施できないとのことでしたが、今年度の来場者数は例年よりも多いと聞きました。スカイラインファンはもちろん、クルマ好きの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所:長野県岡谷市字内山4769-14 鳥居平やまびこ公園内
開館期間(令和4年度):令和4年4月17日(日)~11月6日(日)※冬季は閉館となります。
開館時間:9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
休館日:火曜日
入場料:大人1000円/こども(小・中学生)200円