NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求
本体3,000円+税
A5判/316(カラー8)頁/978-4-87687-378-4/2020年10月発売
2ストローク・エンジンの構造や作動原理を丁寧に解説した名著が新装版で復刊!
1980年~90年代に活躍した栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材にしつつ、その開発諸氏へ徹底取材を敢行。2ストローク・エンジンの基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、豊富な図版とともにわかりやすく解説。現在では貴重なエンジン部分の詳細写真も収録。品切れていた同書への再刊のご要望にお応えし、新装版として刊行。
目次
第1章 概論
1-1 驚異的な性能のレーシングエンジン
1-2 GP500用エンジンは総合性能の極致
1-3 ホンダの2ストロークエンジン
1-4 強大な馬力を生み出す組織力と意志
第2章 2ストロークエンジンの基本
2-1 歴史の浅い2ストローク
2-2 2ストロークの有利要素
2-3 作動の基本と掃気
2-4 排気チャンバーと給気比
2-5 2ストロークエンジンの燃焼
2-6 吸気方式とリードバルブの特性
2-7 2ストロークのV型エンジン
第3章 エンジン設計の基盤
3-1 要求性能の決定プロセス
3-2 ワークスの特殊性とは?
3-3 企画から実走までのプロセス
3-4 軸配置
3-5 Vバンク角の設定とその周辺要素
3-6 ボア・ストローク比
第4章 現代2ストロークエンジンの実際
4-1 クランクシャフト
4-2 クランクマス/バランス率/位相角
4-3 バランサー&プライマリーシャフト
4-4 コンロッド/大端&小端ベアリング/ピストンピン
4-5 ピストン/ピストンリング
4-6 クランクケース
4-7 シリンダー
4-8 シリンダーヘッド
4-9 燃焼室
4-10 各ポート
4-11 吸気系
4-12 排気系
4-13 冷却系
4-14 マシンの内部空力
4-15 電装系
4-16 駆動系
第5章 新世代2ストロークエンジン
5-1 燃料/エンジンオイル
5-2 電子制御機構(ECU)
5-3 電子制御&データ収集システム
5-4 燃料噴射方式の可能性
5-5 電子制御による可能性
5-6 近接爆発