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フォルクスワーゲンの祭典

フォルクスワーゲン・フェスト 2014が富士スピードウェイでゴールデンウィークに開催されました。当日の様子の報告です。


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フォルクスワーゲンらしく、家族連れで楽しめるイベント。 連休前の4月26日は晴天に恵まれました。メイン会場のパドックで、フォルクスワーゲンのフルラインナップが展示されていました。室内に乗り込んだり、別の場所で、試乗も可能でした。

ちなみに昨2013年のフォルクスワーゲンは、日本での年間販売台数が前年比+19.7%の67,279台で、過去最高記録とのことです。

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昨年発売されたゴルフ7の、サザンオールスターズ直筆サイン入りラッピングカー。サザンオールスターズはゴルフ7のCMに起用されています。

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その同じスペースには、歴代のゴルフが勢揃い。

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Create Your Own The Beetle Projectの展示。デコレーションフィルムや内外装のカラーなど、約450万とおりの組み合せで、自分だけのThe Beetleをコーディネートできるという企画。

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CMに出演中の所ジョージ氏のアイデアによる、カスタマイズされたThe Beetleの展示。イラストがユニークでした。

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ピット内の一角では、オリジナルグッズなどを販売するマーケットも開催。限定グッズやお買い得グッズもあったようです。

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会場ではいろいろな試乗のコーナーがあり、e-up!もそのひとつ。これは展示用車両。up!をベースにしたEVで、日本での発売も予定されているようです。

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これは「Think Blue. エコドライビングチャレンジ」。エコな運転をして燃費を競うチャレンジ。このほか、プロドライバーの横に同乗して高速走行からのフルブレーキングなどを体験する「セーフティドライビングエキスペリエンス」や、本コースでゴルフRなどに同乗できる「サーキットエキスペリエンス」、「ワンコインドライビングレッスン」など、さまざまな、走りを体験できるコーナーが設けられていました。

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これは空冷フォルクスワーゲンの専門ショップ、FLAT4による展示。元はメキシコオリンピック時にフォルクスワーゲン・メキシコでつくられたセレモニー用のビートルで、この車両は大会用モデルに続けて20台つくられたうちの1台とのこと。ドアやボンネットなどは市販車同様に開閉可能で、実走可能だそうです。

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これもFLAT4による展示。1970年に発表されたフォルクスワーゲンK70。フォルクスワーゲン社に吸収される前にNSUが開発していたモデルで、ロータリーエンジン搭載で市販されたNSU Ro80の弟分に相当。フォルクスワーゲン新型車の決定版としてゴルフが登場して、このK70はやがて生産中止になり、むしろ現在のアウディ車につらなる流れに近い存在です。実車を見ると、たいへんフィニッシュの美しいクルマで、上質なつくりだったことがよくわかりました。

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メインスタンド裏のイベント広場では、「Street VWs Fest」が開催されていました。国内最大級の空冷フォルクスワーゲンのイベントとのことです。タイプ1ビートルがずらりと並んでいます。

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よい雰囲気に演出されていたこのクルマは、ちょっと昔のアメリカにいたビートルの再現なのか、反対側のドア窓部には、マクドナルドのドライブスルーのお盆がかかっていました。

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タイプ1の次に多かったのは、タイプ2のマイクロバス。タイプ2のカーライフは実に楽しそうです。

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コース上では、ドラッグレースも開催。愛嬌のあるビートルやマイクロバスの力走です。

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天候に恵まれたフォルクスワーゲン日和(?)の1日でした。


(レポート・写真:武田 隆)

リポーターについて

武田 隆(たけだ・たかし)

1966年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科中退。出版社アルバイトなどを経て、自動車を主体にしたフリーライターとして活動。モンテカルロラリーなどの国内外モータースポーツを多く取材し、「自動車アーカイヴ・シリーズ」(二玄社)の「80年代フランス車篇」などの本文執筆も担当した。現在は世界のクルマの文明史、技術史、デザイン史を主要なテーマにしている。著書に『水平対向エンジン車の系譜』 『世界と日本のFF車の歴史』『フォルクスワーゲン ゴルフ そのルーツと変遷』『シトロエンの一世紀 革新性の追求』(いずれもグランプリ出版)がある。RJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)会員。

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