トヨタ自動車は、欧州市場で販売されているDセグメントカーのアベンシスを再び日本市場に導入し、9月19日から販売すると発表しました(6月24日)。
日本市場に導入されるモデルは、ガソリン車のワゴンのみです。南フランスのコートダジュールにあるEDスクエアによってデザインされたというスタイリングは、上質さとダイナミックさを感じさせるヨーロピアンテイストに仕上げられています。ボディサイズは、全長4765mm×全幅1810mm×全高1480mm、ホイールベースは2700mmとなっています。
シンプルで硬質感を基調としたインテリア。センタークラスターやステアリングホイールには、チタン調の加飾や上質な本革があしらわれ、欧州車らしい風格を演出しています。
トヨタ自慢のオプティトロンメーターやオーディオなどの操作が可能なステアリングスイッチ付きの3本ステアリングホイールなども採用しています。
欧州車らしく使い勝手に優れた大容量のラゲッジスペースを確保。リアセンターアームレストには、スキーなど長尺物の収納に便利なラゲッジスルー機構がついています。
パワートレインは、最高出力112kW[152PS]/6200rpm、最大トルク196Nm[20.0kgm]を発揮する3ZR-FAE型バルブマチックエンジンとスーパーCVT-iの組合せで、CVTの制御は欧州車用にセッティングされています。フロントにマクファーソンストラット式、リアにダブルウイッシュボーン式を採用するサスペンションにも同様の味つけが施されています。
アベンシスは、英国のダービー州にあるTMUK(トヨタモーター・マニファクチャリング・UK)で生産され、約40日間かけて愛知県豊田市にあるトヨタの堤工場へ運ばれ、そこで再チェックを受けた後にユーザーの元へ届けられます。生産期間は、今年の7月から10月の4ヶ月間限定となります。
価格(消費税込み)は、2,500,000円です。
(レポート・小堀 和則)