日本最大級のビンテージカー・トレードショー「ノスタルジック2デイズ」が開催されました(2月26から27日・パシフィコ横浜)。
今回の特別展示の目玉ともいえる「童夢零(プロトタイプ)」。スチールモノコック製シャシーにFPRセミモノコックボディを搭載し、車両重量920kgを実現。日産製L28型エンジンが搭載されていました。
第49回のルマン24時間耐久レースに参戦した「童夢RL81」。童夢零をベースに開発されており、3リッターV8DOHCのフォードコスワース製DFV型エンジンが搭載されていました。
特別展示「ノスタルジックヒーローの表紙を飾ったクルマたち」に展示されていた「日産スカイラインハードトップ2000GT-Rレース仕様」。
1979年にマツダオート東京が初めてルマンにチャレンジした「マツダ・サバンナRX-7 252i」のレプリカモデル。チタンパーツなどを販売しているコスモメタルによって製作され、ストラットタワーバーにはチタンとカーボンの複合材が使用されています。
ガレリア・スカーラが出品した「ランボルギーニ・カウンタックLP500QV」。QV(クワトロ・バルボーレ)の名のとおりに4バルブ化されたキャブレター仕様で、455PS、51.0kgmの高性能を発揮します。当然、価格は応談となっていました。
ロッキーオートが手掛けた日産フェアレディZ(S30型)には、シボレーコルベット用の5.7リッターV8エンジンと6速MTが搭載されています。価格は938万円。
トヨタ2000GTなどのレストアで有名なビンテージカー・ヨシノが手掛けた「ジャガーXK120」。価格は応談。
トヨタ・パブリカ(UP10型)の輸出仕様車「トヨタ700セダン」。展示されていたモデルは、トヨグライド仕様の国内未登録車で価格は168万円。
ハイウェイの貴公子と呼ばれた「マツダ・ルーチェロータリークーペ」。ビンテージカー・ヨシノが手掛けており、価格は288万円。
オートサークルーC-CLASSICSーは、1982年式「日産スカイラインハッチバック2000GT-EXターボを出品。価格は119万円。
芸文社発行「ノスタルジックヒーロー」の読者のなかから公募によって選ばれた特別企画「選ばれし10台」。この1963年式「日産セドリックデラックス」もそのなかの1台。
クルマ関係の物販や書籍の販売も行なわれました。こちらは三樹書房さんのブースに設けられた、われらがグランプリ出版コーナー。
今回で3回目となるノスタルジック2デイズ。トレードショーということもあり、展示されたビンテージカーをその場で購入することも可能です。開催された各種イベントも大盛況で、ビンテージカーを心から愛している方によって成り立っているイベントと感じました。
レポート・写真:小堀 和則