本体2000円+税
A5判/225頁/978-4-87687-336-4/2014年11月発売
団塊世代を中心に、今なお絶大な人気の初代スカイラインGTR。その人気のきっかけとなるレースでの活躍について、当時のチーム監督ならではの視点で解説!
初代スカイラインGTRは、レースで50勝を超える輝かしい成績を残し、その活躍は今も語り継がれている。本書は、当時の監督である著者がどのようにレース車両を開発し、強靭なチームへと導いていったのかを自ら解説した「唯一の書」。今回、巻末に初代スカイラインの戦績も収録し、資料性を高めた増補新訂版。
【目次】
1.レースの伝統に培われたGTRの誕生
2.GTRレース仕様車の開発開始
3.デビューレースでのGTRの戦い
4.新たな開発と69年日本グランプリ
5.ライバル車に勝つためのGTRの熟成
6.テール・ウイングの開発とエンジン性能の向上
7.ハードトップGTRの登場
8.GTR,50勝という記録を達成
9.回顧―鈴鹿での第1・第2回日本グランプリ
10.回顧―R380・R381・R382の開発と走行
11.その後のGTRとレースからの撤退
【編集部より訂正とお詫び】
『初代スカイラインGTR 戦闘力向上の軌跡』のカバー写真についての解説に誤りがありました。
正しくは「1972年6月4日開催の富士GCシリーズ第2戦『富士グラン300マイルレース』、
そのスーパーツーリングレース、雨の中を疾走するスカイラインGTR(KPGC10)。
高橋国光のドライブにより、開幕戦に続いて優勝を飾った」となります。
大変申し訳ございませんでした。編集部よりここに訂正し、お詫び申し上げます。
なお、この1972年春から夏にかけての時期は宿敵マツダロータリー勢の台頭が著しく
GTRはより高性能を求めてフェアレディ240Z用L24エンジン換装も検討されました。
その興味深い経緯や著者自身の複雑な心境も本書では語られています。(P206前後)